2011年04月30日

一大事同窓会

<一大事同窓会> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 何が一大事かと言えば
 それは
 小学校同窓会

 48年経て
 一つ一つの思い出は
 何故美しい絵画
 何故美しい音楽

 低学年の間は
 とにかくノホホントして
 自分も含めこの世存在の
 輪郭のなさを実感していたが
 高学年になるにつれ
 何をするにもメリハリや目的が
 出来てきた
 これを大人化と言うが
 良し悪しは別
 従って何かをしたと言う記憶は
 高学年に限定される

 クレヨンで描いた幻想的な絵は特選
 即興ハーモニカの達人
 少年野球の発足時選手だった
 50m走は8秒ジャスト
 ソフトボール投げ47m
 何れもクラスで2番
 この運動能力がいともたやすく
 和歌山城壁をよじ登り
 今の美術館の以前の奥山に
 十本あった根上がり松の上での
 昼寝を可能にした
 映画「サウンドオブミュージック」は
 6年生の時講堂でみんな観た
 戦争の怖さと音楽の楽しさは
 今も変わらない

 この前の同窓会ででは
 近くチャリティライブするでと
 轟音のごとき会話の続く中
 二次会でピアノを弾いた

 人生はこれからの還暦パワー
 改めて48年に
 魂の浄化剤
   


Posted by nakao at 18:29Comments(0)芸術

2011年04月30日

伴奏とセッション

<伴奏とセッション> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 伴奏--------伴って一緒に奏じること。あくまで主があり、従である伴奏。

 セッション--------両者一体となり新たな創造を成すこと。主従なし。

 かつて、40年ほど前だろうか。「死刑台のエレベーター」という映画。
 主題歌をマイルスデイビスがトランペットを吹いたが、余りにも良かったので、
 映画を食ってしまった。むしろこれは、セッションの正直な醍醐味。

 私など、伴奏と遠慮がちに言って置き、実はセッションをする。
 慣れていない方には、そのほうが安心するらしい。
 ベテランの方なら、よっしゃいくでのひとこと。
 
 詩朗読とのセッションの場合、どんな詩か、その時はじめて知る場合が多い。
 しかし所詮、知識や頭で即興ピアノを奏じてなどいないから、詩に触れる瞬間
 よりも早く、旋律が天降る。
 
 そもそも、詩も音楽もその人の生涯のものとして、既に宇宙にあるのだ。
 それが波動である。かくなる、世界唯一であること。世界に一つの花。  


Posted by nakao at 17:57Comments(0)piano