2012年03月07日
「イリヤ」10号
<イリヤ 10号> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
チラリチラリ ふらりふらり
毎回毎号読ませてもらっている
詩誌「イリヤ」
今回は10号
2012年 冬
左子真由美 佐古祐二 尾崎まこと
各詩人の想念が
ひとまず冷えるほどに月日が経って
春の訪れる頃
何故この三人なのか
思いを巡らせて見る
花びらに言葉を乗せ
東方の山々を拝しつつ
風の鱗をまさぐるがごとく
三者共通する抒情想念の瑞々しさ
その本質とは
尾崎まこと---------生命や大自然の意味を知ろうとする
哲学的追求心は心の力を解き放つ
左子真由美--------理知の立場からのほこ先にある光との
接触・一体性の試みはひたすら世界を
柔らかくする
佐古祐二------------生命の実在を味わうことが宇宙への
感謝を導き、その敬虔さが新たなリア
リズムを造る
チラリチラリ ふらりふらり
毎回毎号読ませてもらっている
詩誌「イリヤ」
今回は10号
2012年 冬
左子真由美 佐古祐二 尾崎まこと
各詩人の想念が
ひとまず冷えるほどに月日が経って
春の訪れる頃
何故この三人なのか
思いを巡らせて見る
花びらに言葉を乗せ
東方の山々を拝しつつ
風の鱗をまさぐるがごとく
三者共通する抒情想念の瑞々しさ
その本質とは
尾崎まこと---------生命や大自然の意味を知ろうとする
哲学的追求心は心の力を解き放つ
左子真由美--------理知の立場からのほこ先にある光との
接触・一体性の試みはひたすら世界を
柔らかくする
佐古祐二------------生命の実在を味わうことが宇宙への
感謝を導き、その敬虔さが新たなリア
リズムを造る
2012年03月07日
想像力の天才
<想像力の天才> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
みんなの人生を至福にする百の詩集(48)
藤井雅人詩集 新日本現代詩文庫96 土曜美術社 1400円+税
見たまえ、この詩人の想像力の豊かさを
一読で唖然とし、二読で快感となり
三読で不安と悲しみに襲われる
この魂の軸は
物的な不安と悲しみの実存にとどまる理知
ちなみに
作曲は作曲者の魂の無意識のうちの
宇宙一体エネルギーの降下であることを知らずか
想像力や構成力は人力であり
西欧的な理知の箱の中で踊る
ところが
癒し波動エネルギーは宇宙一体神がかり
理知の箱をとうに超えた一点の無限
両者本質を異するのである
「ある教会楽長の手紙」
<・・・・・・・・・・・・ガラスの空にはねかえる子供の叫び。
タンポポの綿毛となって飛びちる女の嬌声。押しつぶされて
暗がりににじむ男の呻き。透いた銀糸となってゆらぐ老人の歌。
小さな金属の群れを葉うらに突きたてる蜜蜂の唸り。空と陽に
見えない橋をわたす鳥の声。力の檻にはむかう波の音。一瞬
ひとを透かせ、大気の迷路に消える風の音・・・・・・これらすべてが
転回・反行・拡大・縮小の数理によって成長し、ついに球形の鏡と
なります。小さな隙間から光を導き、内部に宇宙の総体を映しだす
のです。喜悦の頂きから悲哀の淵まで・・・・・・・・・・・・>
みんなの人生を至福にする百の詩集(48)
藤井雅人詩集 新日本現代詩文庫96 土曜美術社 1400円+税
見たまえ、この詩人の想像力の豊かさを
一読で唖然とし、二読で快感となり
三読で不安と悲しみに襲われる
この魂の軸は
物的な不安と悲しみの実存にとどまる理知
ちなみに
作曲は作曲者の魂の無意識のうちの
宇宙一体エネルギーの降下であることを知らずか
想像力や構成力は人力であり
西欧的な理知の箱の中で踊る
ところが
癒し波動エネルギーは宇宙一体神がかり
理知の箱をとうに超えた一点の無限
両者本質を異するのである
「ある教会楽長の手紙」
<・・・・・・・・・・・・ガラスの空にはねかえる子供の叫び。
タンポポの綿毛となって飛びちる女の嬌声。押しつぶされて
暗がりににじむ男の呻き。透いた銀糸となってゆらぐ老人の歌。
小さな金属の群れを葉うらに突きたてる蜜蜂の唸り。空と陽に
見えない橋をわたす鳥の声。力の檻にはむかう波の音。一瞬
ひとを透かせ、大気の迷路に消える風の音・・・・・・これらすべてが
転回・反行・拡大・縮小の数理によって成長し、ついに球形の鏡と
なります。小さな隙間から光を導き、内部に宇宙の総体を映しだす
のです。喜悦の頂きから悲哀の淵まで・・・・・・・・・・・・>