2012年11月03日

奇跡のライブ

<奇跡のライブ> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 名目---------EARTHPOEMPROJECT第14回

 日時---------2012年12月9日(日) 午後3時~5時

 場所---------音楽文化堂3Fホール
        和歌山市雑賀屋東ノ丁71 電話 073-422-3562
        南海電車和歌山市駅より南へ徒歩13分 和歌山城西南すぐ

 参加費-------1000円 茶菓付き

 定員----------30名(予約不要)

 主催----------EARTHPOEMPROJECT 代表 中尾彰秀
        (641-0041)和歌山市堀止南ノ丁3-19 (電話・ファックス) 0734227248

 使用ピアノ-----------デイアパソングランド 透明感と深さを兼ね備えた日本の名器

 何をやるのか---------詩の朗読と音楽奏を中心に個性ある様々の表現。中尾彰秀が
             いらぬことをべらべら喋って、半ば漫才となるケースがある。
             司会を雇う余力がないのでお許しください。

 出演----------武西良和(詩人 詩集「プロフェッショナル」) 自然んな喋り方がいかにも
               器の大きさを感じさせる。感性の切り込みの鋭さが光る。
        岡崎能也(ギター奏 歌手 戦うオヤジの応援団) 美しいリズムメロディに
               思わずうっとりさせられる。
        くりすたきじ(詩人 ギター奏) 感情の起伏には人を感動させる詩人独特の
               感性がちりばめられている。「新怪魚」代表
        岡崎葉(詩人 moderato主宰) 味わいある朗読は人の悲しみを乗り越えようと
              する強い意志が込められ心を揺さぶる。
        中尾彰秀(詩人 ピアニスト) 内なる宇宙を共鳴させる朗読及びピアノ即興奏。
               何をやるかはいつもその場で天降りを待って決めている。
        下前幸一(詩人 詩集「ダンボールの空に」) 遥か魂の大空に響くリブラートさ
               れた声。内なる空虚は無限の大きさに重なる。
        土みゆ子(詩人 ピアニスト ハープ の先生) 重い重い感情が火花を散らし世界
               を浄化するがごとく、哀しいメロディとともに展開される。
        水沢碧(詩人 詩集「魚眼レンズ」) 日常のふとした気付きが、不思議な意味合いを
              持って我々の目の前に出現する。
        中川たつ子(詩人 日本詩人叢書「中川たつ子詩集) 心の奥にある闇に入ってから
                光を持参する希求の感性が新たな詩を創出する。
        山口省子(ピアニスト) クラシック音楽とは、既にある曲に自らの魂を注ぎ込むことで
                      あると教えてくれる。
        吉村郁美(ピアニスト アルバム「水辺のプロムナード」) 心の奥の静けさに至ろうと
                       するその志向性がどの選曲においても感じられる。
                   


Posted by nakao at 18:58Comments(0)芸術

2012年11月03日

猫が塀の上で

<猫が塀の上で> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(85)

 水野ひかる詩集  土曜美術社新日本現代詩文庫59 定価1400円+税 2009年

      いい詩を書こうと思ったら
      うさんくさい詩人との付き合いは無視し
      一即多多即一の一点を掘り下げ
      ひたすら人生を輝かせること
      いわゆるそれぞれの専門という
      既成精神にはまってしまうと
      もうそこからは創造性は出現しない

      輝いて生きるとは
      猫の昼寝のバランスと
      鳥の羽ばたきと
      犬のしなやかな走り
      そして
      内に宇宙抱く自らの呼吸を
      しかと保持すること
      本物の詩も音楽も何事も
      そこから出現する

      「猫が塀の上で」

<猫が塀の上で けものめいた匂いを 毛並みからたち昇らせている
  詩人にも詩を書く者のくさみがある たくさんの詩を一度に読むと
  食傷するように 詩人とばかりつき合っていると くさみに気がつかなくなる

 画家には画家の 歌人には歌人の 政治家には政治家の臭いがある
 プロのおちいるマンネリズムの罠 その落とし穴に堕ちてしまうと 普通の
 感覚がわからなくなる 「永田町の感覚で庶民の気持ちがわかるか」
 と叫んだ詩人が 今度は詩人の感覚で横柄に 書かない人を見くだしながら
 詩を書いている まるで変人扱いされた腹癒せのように

 書かない人達と付き合うときの話題は 平凡でつまらないように見えても
 汗を流す生活の中 きらりと光る真実がちりばめられている それに気つき
 大切に拾い上げる作業を忘れて 言葉の世界にどっぷりとつかっていると
 精神と肉体のバランスが崩れ わけの分からないことを口走ってしまう

 人は全き人生を完了する為に 精神と肉体の何れもが不可欠

 猫は塀の上で 整然と眠っている バランスよく落ちない>  


Posted by nakao at 17:57Comments(0)芸術