2013年05月16日

言うまでもなく

<言うまでもなく> 詩 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 言うまでもなく
 言うまでもなくとは
 言い主にとって
 当たり前であるが
 あなたまだ
 理解されていなかったら
 人生損しますよ
 だからあえてここで
 念押します
 という幾分偉ぶった意味

 一度言うまでもなく
 と言ってしまったら
 必ずそういうヘビーなことを
 格好格好格好付けて
 言わねばならない
 プレッシャーで小便ちびる
 小便臭誤魔化そうと
 ハーブスプレー吹き付け
 プレッシャーを醸し出す
 脳内物質に朝食時
 宇宙の気をふりかけると
 梵我一如
 今ここに在るがまま
 ありとあらゆることは
 既に成就されている
 水戸黄門ばりのこの印籠(思想)
 欧米教育にハメられ
 自意識レベルに終始する
 多くの方にはやたら無謀な
 天降る答え
 
   


Posted by nakao at 18:45Comments(0)芸術

2013年05月16日

つぶやき

<つぶやき> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 あっまた
 つぶやきしろうやな
 若い女性のしゃきしゃきナレーターでなく
 ぼそぼそつぶやくオジさん
 朝のラジオ音楽番組

 彼は自分でも
 声が出ないと告白している
 確かにうっとうしい
 しかし個人対話みたいで
 そこが共感を得るのか

 声はそもそも
 色々あるのだから
 その時に応じて
 色々出来なければならない

 自分を慰める---------つぶやき、小さい粒を焼く、その煙は
             心の棘立った襞をなめす
 借金の取り立て----------元気良く人生これからだとエネルギーを
               当ててあげる
 朝の挨拶---------優雅に愛らしく、今日もここにあらされてある
           奇跡への感謝
 夜の挨拶--------明日の夢を描いてにこやかに全身に宇宙を
          納める、一日ありがとうございます
 懐かしい人に会ったら--------あなたは既に浄化されていると言い
                  後腐れない笑顔で、またねと

 くれぐれも演劇ではございません
 いかなる場合の発声も
 天のお陰さま
 宇宙一体力  


Posted by nakao at 18:23Comments(0)芸術

2013年05月16日

詩が降る

<詩が降る> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 詩が降って来る
 静やかに
 音無しの音で
 生命そのものとして
 降って来る

 どこの誰とも
 どこの国とも
 自分自身にも
 摩擦は生じない

 内なる宇宙そのものとして

 たまさかに
 雨であったり
 雪であったり
 月の雫であったり

 あなたは知っているだろうか
 知らなければ時代遅れ
 知らなければ愛の不足
 外的物象は何でも良い
 色即是空 空即是色
 究極のリアリティを

 詩が降ってくる
 軽やかに
 音無しの音で  


Posted by nakao at 17:55Comments(0)芸術