2015年03月12日

詩音の根拠

<詩音の根拠> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

        -----何故、詩と音楽は一緒でなければならないか-----

    詩------言葉の寺。生と死にかかわるもの。寺とはテラ、地球。
    音------日の立つ、日の出の静けさに出現する音。闇の門の中身。
    楽------木の上にある白いもの、妖精が飛ぶ。大自然の源とともに
        楽しむこと。

    詩も音楽も別々に習うからあきませんのやで。
    もとよりひとつのものだから、同時にやること。
    天降る詩・音楽のほんもの。
    誰それの曲をいくら上手に奏じても
    上手なだけ。
    詩音たる本物よ。

   


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2015年03月12日

吉田享子詩集

<吉田享子詩集> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(30)

 「空からの手紙」 吉田享子詩集 子供詩のポケット13 てらいんく出版 
                      1200円+税 2005年

     佐々木麻こ の絵をたくさん添えて、絵本の面持ちのある詩集である。
     しかし内容は、ちゃんと大人の詩であり、何れをも理解するのはやはり、
     絵の好きな子供心ある大人であろう。その趣向は新しいと言える。堂々
     とカビの生えた現代詩界に風穴をあけてほしいものだ。その為には、さら
     に子供にある奥深く普遍的なものをさらに追及していただきたい。実際、
     子供たちはいい大人すら理解できぬエゲツない殺人を繰り返している時代
     なのだから。

     「初秋」

 <夕空がしずんで うすむらさきにつつまれると 風の道が おおきくひらいて
   白がしずかに はしごを下ろす>

     「カラスの時間」

 <カラスは深い淵に潜み 時間を自由に 出入りする

  電信柱は中継点 ときには哲学者の顔で -----神は死んだ
  などといい
  まひるの空をかけのぼる つきはまだ闇のマントをまとい
  時間のギアをいれかえて 千度の熱をあびにゆく 
  だからあんなに黒いんだ>
  

       


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