2010年08月16日
ステキな詩に会いたくて
<ステキな詩に会いたくて> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
「ステキな詩に会いたくて ----- 54人の詩人をたずねて -----」
水内喜久雄著 小学館 1400円+税 2010年出版
詩のメジャー化は必要である。一番敬遠されている詩。しかし、最も
根本であり、最も面白いもの。
この本は、中日新聞の連載コラム「詩と歩いて」で紹介された54人の
詩人のエピソードを、やさしく書いている。
全体の流れとして、決して、心の闇に閉じこもりそこに言葉のニュアンス
の塊を見出すというごく一部の現代詩を扱うことなく。癒しの方向に開かれ
た魂の詩をこそ大切にしている。結果、いい意味でのメジャー化であろう。
詩人名・敬称略 谷川俊太郎 まどみちお 新川和江 茨木のり子
石垣りん 内田麟太郎 阪田寛夫 辻征夫 川崎洋 有馬高支(たかし)
吉野弘 佐藤潤子 高丸もと子 折原みと あわやまり 蒔田晋冶
はたちよしこ 木村信子 岸田ネ今子 田中章義 島田陽子 三島慶子
木坂涼 アーサー・ビナ―ド 葉祥明 木島始 山本和夫 野呂永日(さかん)
下田喜久美 草野信子 山崎るり子 宮中雲子 覚和歌子 滝和子
門倉さとし 宇佐美孝二 津坂治男 伊藤芳博 鈴木敏史 原田直友
江口あけみ 醍醐千里 中島未月 山本純子 おーなり由子 宇部京子
永田萌 みつはしちかこ 大岡信 工藤直子 俵万智 黒木瞳 糸井重里
藤田恵美
「ステキな詩に会いたくて ----- 54人の詩人をたずねて -----」
水内喜久雄著 小学館 1400円+税 2010年出版
詩のメジャー化は必要である。一番敬遠されている詩。しかし、最も
根本であり、最も面白いもの。
この本は、中日新聞の連載コラム「詩と歩いて」で紹介された54人の
詩人のエピソードを、やさしく書いている。
全体の流れとして、決して、心の闇に閉じこもりそこに言葉のニュアンス
の塊を見出すというごく一部の現代詩を扱うことなく。癒しの方向に開かれ
た魂の詩をこそ大切にしている。結果、いい意味でのメジャー化であろう。
詩人名・敬称略 谷川俊太郎 まどみちお 新川和江 茨木のり子
石垣りん 内田麟太郎 阪田寛夫 辻征夫 川崎洋 有馬高支(たかし)
吉野弘 佐藤潤子 高丸もと子 折原みと あわやまり 蒔田晋冶
はたちよしこ 木村信子 岸田ネ今子 田中章義 島田陽子 三島慶子
木坂涼 アーサー・ビナ―ド 葉祥明 木島始 山本和夫 野呂永日(さかん)
下田喜久美 草野信子 山崎るり子 宮中雲子 覚和歌子 滝和子
門倉さとし 宇佐美孝二 津坂治男 伊藤芳博 鈴木敏史 原田直友
江口あけみ 醍醐千里 中島未月 山本純子 おーなり由子 宇部京子
永田萌 みつはしちかこ 大岡信 工藤直子 俵万智 黒木瞳 糸井重里
藤田恵美
2010年08月16日
批評不能
<批評不能> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
どうにもこうにも批評不能の詩集
捉え所がない
人生の世界の自分自身の
捉え所のなさを
これ見よがしに
書いている詩
何も掘り下げていない
言葉だけの詩
せっかく送付してもらっていても
永遠にお礼の返事を書けないでいる
まさか返事を期待していないだろうが
詩は下手でもよい
深きに至る人生を引っ提げて
堂々と書くべし
どうにもこうにも批評不能の詩集
捉え所がない
人生の世界の自分自身の
捉え所のなさを
これ見よがしに
書いている詩
何も掘り下げていない
言葉だけの詩
せっかく送付してもらっていても
永遠にお礼の返事を書けないでいる
まさか返事を期待していないだろうが
詩は下手でもよい
深きに至る人生を引っ提げて
堂々と書くべし
2010年08月15日
天才の悩み
<天才の悩み> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
二度と同じ演奏は出来ない。
中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイション。
「南方熊楠へのオマージュ」や「菜園に吹く風」
「レディナダ」「ハンズオブライト」「近藤オジさん」
「オータムダンス」「精霊のダンス」「Shall we dance in
the moon」 ・・・・・・。
少し悩んだことはある。
しかし、同じ命の時間は、二度とないに等しく
同じのもは必要ないのだ。
CDに記録された演奏をとくと聴くと
明明白白。
習い覚えたのではない
世界唯一の癒しサウンドが
羽ばたいているのだ。
どんどん行きましょう
天の使命のごとく
深く感謝しながら。
二度と同じ演奏は出来ない。
中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイション。
「南方熊楠へのオマージュ」や「菜園に吹く風」
「レディナダ」「ハンズオブライト」「近藤オジさん」
「オータムダンス」「精霊のダンス」「Shall we dance in
the moon」 ・・・・・・。
少し悩んだことはある。
しかし、同じ命の時間は、二度とないに等しく
同じのもは必要ないのだ。
CDに記録された演奏をとくと聴くと
明明白白。
習い覚えたのではない
世界唯一の癒しサウンドが
羽ばたいているのだ。
どんどん行きましょう
天の使命のごとく
深く感謝しながら。
2010年08月15日
命なきものの
<命なきものの> 記 中尾彰秀
あなたの人生を至福にする百の詩集(63)
白濱一羊句集 「喝采」 ふらんす堂 2400円+税 2007年出版
命なきものの軽さを蟻が曳く
歓声も罵声も馬券舞う師走
新札で切りし指吸う年の暮
朝の陽にあばかれている蛍の死
初雪や天才はみな夭折す
白鳥に重き内臓ありにけり
黒板に似顔絵残し卒業す
飛躍と常識の狭間には、どんな真実があるのだろう。
人間同士の触れ合いや、大自然のパワーや、日常の
重さ軽さ深さ。そのいずれをも、歌い飛ばす句の面白さ。
願わくは、若き俳人・詩人の増える事。音楽家は、黙っ
ていても多い。いやいや、人の曲を写すばかりでなく、自
分の曲・詩句を持つ為には、しっかりと詩句を読みましょう。
あなたの人生を至福にする百の詩集(63)
白濱一羊句集 「喝采」 ふらんす堂 2400円+税 2007年出版
命なきものの軽さを蟻が曳く
歓声も罵声も馬券舞う師走
新札で切りし指吸う年の暮
朝の陽にあばかれている蛍の死
初雪や天才はみな夭折す
白鳥に重き内臓ありにけり
黒板に似顔絵残し卒業す
飛躍と常識の狭間には、どんな真実があるのだろう。
人間同士の触れ合いや、大自然のパワーや、日常の
重さ軽さ深さ。そのいずれをも、歌い飛ばす句の面白さ。
願わくは、若き俳人・詩人の増える事。音楽家は、黙っ
ていても多い。いやいや、人の曲を写すばかりでなく、自
分の曲・詩句を持つ為には、しっかりと詩句を読みましょう。
2010年08月13日
地球旋律
<地球旋律> 詩 中尾彰秀
2010年8月13日(金)
午前6時45分
厖大な静けさに目覚める
バイクや車の音はなく
今さらに
静かなる音ならぬ音降り注ぎ
今日の調子はいかが チュン
これからどこへ行こう チュン チュン
しばらくして小鳥のさえずり
かなりのくもり空
影を作らぬまま
存在は根元より開かれ
人間はしばらく
金儲けと戦争はお休み下さい
大雲からの巨大な黄色い
垂れ幕に記された言葉
ははん 盆休みだけのことはある
そして私は奏じる
ピアノインプロヴィゼイション
2010年8月13日(金)
午前6時45分
厖大な静けさに目覚める
バイクや車の音はなく
今さらに
静かなる音ならぬ音降り注ぎ
今日の調子はいかが チュン
これからどこへ行こう チュン チュン
しばらくして小鳥のさえずり
かなりのくもり空
影を作らぬまま
存在は根元より開かれ
人間はしばらく
金儲けと戦争はお休み下さい
大雲からの巨大な黄色い
垂れ幕に記された言葉
ははん 盆休みだけのことはある
そして私は奏じる
ピアノインプロヴィゼイション
2010年08月13日
ひょいひょいひょい
<ひょいひょいひょい> 詩 中尾彰秀 詩人。ピアニスト・ヒーラー
ひょいと川面より顔を出す
ひょいひょい鵜二三羽
水中ダッシュ
小魚狙って
ひょいひょいひょい
そうひどくは汚れていない
一mも透けてはいないが
朝食なのだろう
鵜の食事は
生で見るのは初めて
シンクロナイズドスイミングを思い出す
世界の動物は今食事時
私だけ先に食べてごめん
丁度私の足元
二十センチの鯉
藻を食べている
さてそれでは営業
ひょいひょいひょい
人間の家へ
行くとしよう
ひょいと川面より顔を出す
ひょいひょい鵜二三羽
水中ダッシュ
小魚狙って
ひょいひょいひょい
そうひどくは汚れていない
一mも透けてはいないが
朝食なのだろう
鵜の食事は
生で見るのは初めて
シンクロナイズドスイミングを思い出す
世界の動物は今食事時
私だけ先に食べてごめん
丁度私の足元
二十センチの鯉
藻を食べている
さてそれでは営業
ひょいひょいひょい
人間の家へ
行くとしよう
2010年08月13日
2010年08月11日
五つの奇跡
<五つの奇跡> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
(1) 中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」
(2) 中尾彰秀第12ピアノCD「MusicaEternal----星のことば----」
(3) 中尾彰秀第13ピアノCD「ドビリング----生命の環----」
(4) 中尾彰秀第14ピアノCD「TAOやかな地球」
(5) 中尾彰秀第15ピアノCD「哀愁の140年」
この五つの出版に於ける記念ライブを実施。
ライブ名は「TAOやかな地球」といたします。
”五つの奇跡”である理由は、読めば明白、聴けば明白。
自意識でどうのこうののちゃちこい詩などでなく、平和な魂の
漲る癒し、波動エネルギーに満ちた詩群。ほとんど無意識状
態で奏じる即興(インプロヴィゼイション)ピアノ。世界唯一の
名曲ばかりであること。
ただし、アルバム化はしていますが、全く同じ演奏は二度と
しません。奏じるごとに、新しい曲となる。今で、500以上。
イベント当日は、また例によって、新しい作品製造となるやも。
場所 音楽文化堂3Fホール 640 和歌山市雑賀屋東ノ丁71
℡ 073-422-3562
和歌山城の西南端、まつや食堂前、県美術館北スグ
県庁東スグ。駐車場・ホテルアバローム前(有料)
南海和歌山市駅より南へ徒歩15分
入場 1000円 持ち込みの茶菓子有り 入場予約不要
ディアパソングランドピアノあり 飛び入りオーケイ
時間 日 2010年8月15日(日) 午後 1時30分~3時30分
盆でありますので、極めて厳選された御来客御出演が予想されます。
ゲスト 武西良和(詩人) 吉村郁美(ピアニスト・シャンソン歌手)
(主催・連絡先) 中尾彰秀 ℡fax 073-422-7248
(1) 中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」
(2) 中尾彰秀第12ピアノCD「MusicaEternal----星のことば----」
(3) 中尾彰秀第13ピアノCD「ドビリング----生命の環----」
(4) 中尾彰秀第14ピアノCD「TAOやかな地球」
(5) 中尾彰秀第15ピアノCD「哀愁の140年」
この五つの出版に於ける記念ライブを実施。
ライブ名は「TAOやかな地球」といたします。
”五つの奇跡”である理由は、読めば明白、聴けば明白。
自意識でどうのこうののちゃちこい詩などでなく、平和な魂の
漲る癒し、波動エネルギーに満ちた詩群。ほとんど無意識状
態で奏じる即興(インプロヴィゼイション)ピアノ。世界唯一の
名曲ばかりであること。
ただし、アルバム化はしていますが、全く同じ演奏は二度と
しません。奏じるごとに、新しい曲となる。今で、500以上。
イベント当日は、また例によって、新しい作品製造となるやも。
場所 音楽文化堂3Fホール 640 和歌山市雑賀屋東ノ丁71
℡ 073-422-3562
和歌山城の西南端、まつや食堂前、県美術館北スグ
県庁東スグ。駐車場・ホテルアバローム前(有料)
南海和歌山市駅より南へ徒歩15分
入場 1000円 持ち込みの茶菓子有り 入場予約不要
ディアパソングランドピアノあり 飛び入りオーケイ
時間 日 2010年8月15日(日) 午後 1時30分~3時30分
盆でありますので、極めて厳選された御来客御出演が予想されます。
ゲスト 武西良和(詩人) 吉村郁美(ピアニスト・シャンソン歌手)
(主催・連絡先) 中尾彰秀 ℡fax 073-422-7248
2010年08月10日
水
< 水 > 詩 中尾彰秀
一直線に落ちながら
ふく
右や左の
旦那様
何にでも合わさって
「水」なる漢字のロマンに、思念を集中させると、
こんな五行詩となった。「水」と言う字の形態に注目。
2010年8月1日、エル大阪、「詩のことば」(主催・
関西詩人協会)より。
ちなみに、詩は短い程難しい。そして、詩を理解で
きなければ、音楽も映画も絵も人生も理解できないか
ら、詩を大切に。詩人のお友達を大事にね。そして、あ
なたも詩人になりましょう。自分の言葉で、自分も他人
も癒すのです。
一直線に落ちながら
ふく
右や左の
旦那様
何にでも合わさって
「水」なる漢字のロマンに、思念を集中させると、
こんな五行詩となった。「水」と言う字の形態に注目。
2010年8月1日、エル大阪、「詩のことば」(主催・
関西詩人協会)より。
ちなみに、詩は短い程難しい。そして、詩を理解で
きなければ、音楽も映画も絵も人生も理解できないか
ら、詩を大切に。詩人のお友達を大事にね。そして、あ
なたも詩人になりましょう。自分の言葉で、自分も他人
も癒すのです。
2010年08月10日
モンシロチョウ
< モンシロチョウ > 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
モンシロチョウ一羽
ハッとする間もなく
レバー引くと
たちまち
遙か彼方へ消失
潔さにうろたえもせぬ
いつか
また会おうね
今度は草原で
尿管結石という
宝石製造業を担っていると
時々
巡り合う
泡の世界
モンシロチョウ一羽
ハッとする間もなく
レバー引くと
たちまち
遙か彼方へ消失
潔さにうろたえもせぬ
いつか
また会おうね
今度は草原で
尿管結石という
宝石製造業を担っていると
時々
巡り合う
泡の世界
2010年08月09日
私の第二次大戦
<私の第二次大戦> 記 中尾彰秀
あなたの人生を至福にする百の詩集(62)
「 鏡の中 」 田村照視詩集 竹林館 定価2000円+税
2010年出版
一生涯忘れ得ぬ体験がある。それは、何十年経ても鮮やかな
光彩を持って蘇える。とあるところより、無事生きて帰るとは、ま
ぎれもなく生かしてもらっていると言う、極めて神聖な事。
戦争と言う、国の大きな過ちの中にあって、「生きる」真実が
生々しく浮上する。
体験の一切は、単なる光景ならず、詩的鏡の中で宇宙となって
いる。
「私の第二次大戦----帰国----」
<終戦から四カ月 やっと引揚船に乗れた 北朝鮮から南の国境の
町へ ソ連兵の女狩りと略奪に 家族六人で戦いながら 不確かな
情報を頼りに 町へ 村へと
引き揚げ許可に 手を取り合い 小躍りして 漆黒の闇のなかを
夜を徹して小さな港へ そして 美しい港町 仁川に着いて また
許可待ちで一カ月 此処の避難宿舎は 東本願寺別院 集結した
人は 数百名 子供も多い 警備のアメリカ兵は陽気で チョコレート
を呉れる ソ連兵とは雲泥の差だ 子供心にその差を見た
鉄路でプサン迄は三日三晩 匪賊に襲われる度に止まる 貨物車の
中は恐怖と闇の中 あーあ それも これも きのう迄のこと この船は
間違いなく 日本まで連れ帰ってくれる>
あなたの人生を至福にする百の詩集(62)
「 鏡の中 」 田村照視詩集 竹林館 定価2000円+税
2010年出版
一生涯忘れ得ぬ体験がある。それは、何十年経ても鮮やかな
光彩を持って蘇える。とあるところより、無事生きて帰るとは、ま
ぎれもなく生かしてもらっていると言う、極めて神聖な事。
戦争と言う、国の大きな過ちの中にあって、「生きる」真実が
生々しく浮上する。
体験の一切は、単なる光景ならず、詩的鏡の中で宇宙となって
いる。
「私の第二次大戦----帰国----」
<終戦から四カ月 やっと引揚船に乗れた 北朝鮮から南の国境の
町へ ソ連兵の女狩りと略奪に 家族六人で戦いながら 不確かな
情報を頼りに 町へ 村へと
引き揚げ許可に 手を取り合い 小躍りして 漆黒の闇のなかを
夜を徹して小さな港へ そして 美しい港町 仁川に着いて また
許可待ちで一カ月 此処の避難宿舎は 東本願寺別院 集結した
人は 数百名 子供も多い 警備のアメリカ兵は陽気で チョコレート
を呉れる ソ連兵とは雲泥の差だ 子供心にその差を見た
鉄路でプサン迄は三日三晩 匪賊に襲われる度に止まる 貨物車の
中は恐怖と闇の中 あーあ それも これも きのう迄のこと この船は
間違いなく 日本まで連れ帰ってくれる>
2010年08月09日
冬萌 百二十句
<冬萌 百二十句> 記 中尾彰秀
あなたの人生を至福にする百の詩集(61)
「冬萌 百二十句」 田中信爾句集 編集工房ノア 2000円+税
2007年出版
時雨きて土の香りをたたせけり
貝殻をふめば音せり冬の浜
花菜風遠くに海の眠りたる
ベートーヴェンのごとく明るき盛夏来る
句の悦楽は、風土との一体から来る。
西欧的自意識分析を超えた波動。
そこで、風土と自らがなぜ一体なのか。
風土・地球・宇宙との一体。物的意識に
蹂躙された実存ならず、奥深き波動に魂
を同調させるとやってくる癒し。
人生の秘密であり本質。
あなたの人生を至福にする百の詩集(61)
「冬萌 百二十句」 田中信爾句集 編集工房ノア 2000円+税
2007年出版
時雨きて土の香りをたたせけり
貝殻をふめば音せり冬の浜
花菜風遠くに海の眠りたる
ベートーヴェンのごとく明るき盛夏来る
句の悦楽は、風土との一体から来る。
西欧的自意識分析を超えた波動。
そこで、風土と自らがなぜ一体なのか。
風土・地球・宇宙との一体。物的意識に
蹂躙された実存ならず、奥深き波動に魂
を同調させるとやってくる癒し。
人生の秘密であり本質。
2010年08月08日
空は宙よ
<空は宙よ> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
あなたは知っているだろうか
心は
ふいに込み上げ
有と無の間
行きつ戻りつ
予期せぬところで
爆発する事を
夏の訪れを知らせる
生温い乾いた風は
濃密な生命を
横腹にくわえ込む
今 地球の上に立つ私は
理由もなく
溢れる涙を
隠せないでいる
呼吸の音ならぬ音だけが
体内の淵になだれ込み
やさしき旋律となって
そうだ
まだ私は
覚えていたのだ
魂の生まれいずる
透明の瞬間を
この詩は
中尾彰秀ピアノCD「宇宙桜との対話」の6曲目
「空は宙よ」を聴きながら作りました。
(アルバム購入法)
郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
あなたは知っているだろうか
心は
ふいに込み上げ
有と無の間
行きつ戻りつ
予期せぬところで
爆発する事を
夏の訪れを知らせる
生温い乾いた風は
濃密な生命を
横腹にくわえ込む
今 地球の上に立つ私は
理由もなく
溢れる涙を
隠せないでいる
呼吸の音ならぬ音だけが
体内の淵になだれ込み
やさしき旋律となって
そうだ
まだ私は
覚えていたのだ
魂の生まれいずる
透明の瞬間を
この詩は
中尾彰秀ピアノCD「宇宙桜との対話」の6曲目
「空は宙よ」を聴きながら作りました。
(アルバム購入法)
郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
2010年08月08日
タイムラグ
< タイムラグ > 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
そのしなやかな熟練に
私は見る
厖大なタイムラグを
老年の天才ショパン弾き
あなたの名ピアニスト振りに
いささかも文句はないが
あなたは今
その曲を作ったのではない
森のざわめき
野鳥のさえずり
風のそよぎ
命の輝き
全ては冷凍保存され
今 解凍されたのだ
そのしなやかな熟練に
私は見る
厖大なタイムラグを
老年の天才ショパン弾き
あなたの名ピアニスト振りに
いささかも文句はないが
あなたは今
その曲を作ったのではない
森のざわめき
野鳥のさえずり
風のそよぎ
命の輝き
全ては冷凍保存され
今 解凍されたのだ
2010年08月08日
押し花のごとく
< 押し花のごとく > 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
何を閉じ籠めているのか
春を
命を
風のさんざめきを
開いてみると
確かに
聴こえる
妖精の声
最近は
昔懐かしい押し花のごとく
振込用紙を挟んで
詩集・CDを
送付する
収入がとことん減ってきたので
やむなくであるが
もとより
謹呈などする気は
さらさらない
詩界・音楽界を凌駕する
癒しの波動エネルギーに包まれた
世界唯一の作品だから
ほんじゃそこらのものではありません
もし気が向いたら
振り込んでいただけたら
とてもとてもうれしい
即座に
気が向きませんと言ったのは
誰でしょう
この前
厚かましいやら何やらで
苦情があったが
へへラ チャンチャラ
真実はかくも
常識を
覆している
何を閉じ籠めているのか
春を
命を
風のさんざめきを
開いてみると
確かに
聴こえる
妖精の声
最近は
昔懐かしい押し花のごとく
振込用紙を挟んで
詩集・CDを
送付する
収入がとことん減ってきたので
やむなくであるが
もとより
謹呈などする気は
さらさらない
詩界・音楽界を凌駕する
癒しの波動エネルギーに包まれた
世界唯一の作品だから
ほんじゃそこらのものではありません
もし気が向いたら
振り込んでいただけたら
とてもとてもうれしい
即座に
気が向きませんと言ったのは
誰でしょう
この前
厚かましいやら何やらで
苦情があったが
へへラ チャンチャラ
真実はかくも
常識を
覆している
2010年08月07日
「死」なる漢字
< 「死」なる漢字 > 記 中尾彰秀
地平線の下に
夕日(夕ヒ)が沈む
死
五時から男や夜活躍される御方には
なめんなよと言われそうだが
シ―と静かに
想念ならず
それ以前の
大自然の波動に入り込むと
いずれ地平線をはねあげるエネルギーが
じわりと感じられるのだ
死は再起を秘めた
ドラマチックなものなのだろうか
例え来世であろうとも
詩集「静かな背ビレ」より、発想を
展開しました。
地平線の下に
夕日(夕ヒ)が沈む
死
五時から男や夜活躍される御方には
なめんなよと言われそうだが
シ―と静かに
想念ならず
それ以前の
大自然の波動に入り込むと
いずれ地平線をはねあげるエネルギーが
じわりと感じられるのだ
死は再起を秘めた
ドラマチックなものなのだろうか
例え来世であろうとも
詩集「静かな背ビレ」より、発想を
展開しました。
2010年08月07日
「生」なる漢字
< 「生」なる漢字 > 記 中尾彰秀
土の上に
人居りて
生
人でなかったら
生ではないのかと
屁理屈を言われそうだが
漢字を作り
お世話になるのが人
土なる大地・地球が
生きる上で
いかに大切かを
実感
詩集「静かな背ビレ」より
土の上に
人居りて
生
人でなかったら
生ではないのかと
屁理屈を言われそうだが
漢字を作り
お世話になるのが人
土なる大地・地球が
生きる上で
いかに大切かを
実感
詩集「静かな背ビレ」より
2010年08月06日
詩と雑談
<詩と雑談> 記 中尾彰秀
雑談 ----------- 大先生!
すごいですね
技術がすごいその演奏(詩)
詩 --------------- 技術があればあるほど
魂はない
シンプルな深さこそ大切
雑談で本当のこと言うと、喧嘩になる。
世界の皆さん仲良くしましょう。
普段はお互いを立てて
詩はちょっとシビアに。
雑談 ----------- 大先生!
すごいですね
技術がすごいその演奏(詩)
詩 --------------- 技術があればあるほど
魂はない
シンプルな深さこそ大切
雑談で本当のこと言うと、喧嘩になる。
世界の皆さん仲良くしましょう。
普段はお互いを立てて
詩はちょっとシビアに。
2010年08月06日
他界
<他界> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
宇宙回帰袋開けると我が詩集
見覚えあるオレンジ色
ざらざらの感触
手描きの表紙の日の出
先だって送付した詩集「静かな背ビレ」
添え文
夫は他界しているので
お返しします
仏前に供えてくれれば良いのに
詩人である旦那は
きっといい人生を送ったのではないですか
他界してなお読み込める詩集かな
宇宙回帰袋開けると我が詩集
見覚えあるオレンジ色
ざらざらの感触
手描きの表紙の日の出
先だって送付した詩集「静かな背ビレ」
添え文
夫は他界しているので
お返しします
仏前に供えてくれれば良いのに
詩人である旦那は
きっといい人生を送ったのではないですか
他界してなお読み込める詩集かな
2010年08月04日
最新カラオケ
<最新カラオケ> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
さてさて どれにしようかな
鞄より取り出したるは
いくつかの既刊詩集
自らの詩を読みながら
ピアノインプロヴィゼイション
毎日音色の違うピアノのこと
毎日気分の違う私のこと
嵐の朝
新聞集金のため
高層ビルで
行ったり来たりしていた私は
天使の翼生えたごとく
その夜
「Мコン」イン「デサフィナ―ド」で
つい高揚
地 水 火 風 と言って
地球の元素を奏じ
嵐の風に乗って
救世主がやって来たと
ジャズ風を一曲
この演奏は
次期アルバムを
お楽しみに
「デサフィナ―ド」--------紀三井寺は和歌山医大の北隣にある
ライブハウス
「Мコン」-------------------毎週月曜日夜7時~、ここで行われる
自由出演のライブ
さてさて どれにしようかな
鞄より取り出したるは
いくつかの既刊詩集
自らの詩を読みながら
ピアノインプロヴィゼイション
毎日音色の違うピアノのこと
毎日気分の違う私のこと
嵐の朝
新聞集金のため
高層ビルで
行ったり来たりしていた私は
天使の翼生えたごとく
その夜
「Мコン」イン「デサフィナ―ド」で
つい高揚
地 水 火 風 と言って
地球の元素を奏じ
嵐の風に乗って
救世主がやって来たと
ジャズ風を一曲
この演奏は
次期アルバムを
お楽しみに
「デサフィナ―ド」--------紀三井寺は和歌山医大の北隣にある
ライブハウス
「Мコン」-------------------毎週月曜日夜7時~、ここで行われる
自由出演のライブ