2013年12月12日

TPP本当の聖域

<TPP本当の聖域> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー
 
 偉いとあまり思えない
 お偉方が
 アメリカとの交渉で
 頭を悩ませているTPP

 経済上の駆け引きばかりで
 本当の聖域に
 踏み込んでいないことが
 気になるし残念なのだ

 一体全体国民を
 難病奇病癌などの
 病のるつぼに
 陥れようというのか!!

 食品添加物農薬のほとんど無規制
 遺伝子操作食品の流通
   


Posted by nakao at 18:24Comments(0)芸術芸術

2013年12月12日

下村和子小説集

<下村和子小説集> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(47)

 「今日だけの女」 2013年 竹林館 定価1500円+税 12編 B6版 304頁

       詩人の書いた小説。登場人物を変えても
       人間は出るから、詩と同じ。濃厚な情念が
       醸し出されている。情念-----対象化された
       外部に神聖さを得ようとする試み。瞬間で
       永遠の物象を超えた波動次元には距離が
       ある。意識を意識する実存。答えならぬプロ
       セスはしかし、気まじめに展開される。

            「縄文杉」

<・・・・・・・・・・・・・順子は身体中の体液が浄化していくような気がした。
 杉は世の中の闇をすべて吸い込んで黒ずんでいるようであった。順子の
 小さな闇も樹はたぶんかかえこんでくれたのだろう。 順子は胸の奥底か
 ら突き上げてくるような喜びに包まれていた。これからの日々を、独りで
 歩いていけそうな気がしていた。樹は、孤独を知り尽くしたやさしさで順子
 を抱いてくれた。・・・・・・・>  


Posted by nakao at 18:13Comments(0)芸術芸術

2013年12月12日

鳥巣郁美詩集

<鳥巣郁美詩集> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(46)

 「埴輪の目」  鳥巣郁美詩集 編集工房ノア 1994年 2500円+税 
                      A5版 128頁 62篇

      闇に見出す躍動は
      心の重力によって鈍く光る。
      それは視点そのものが
      既に死を前提とした
      埴輪となっているから。
      花は花そのもの
      死をはらんで
      闇を貪っているのだ。

      ねじれ くぐもり しらしら 埋もれ 
      枯れ色 うめき 刹那

      それを世界の宴として。

          「花群」

<細枝のけむる裸木の奥に 拳の蕾が白い
 鳥のこだまやこもりあう大気をめぐらせ
 いっせいに噴き上がるいくつもの一輪
 遠ざかる枝先をかすめて
 一本の白い花群は炎となってゆらめき 
 色褪せた枯色を載り拓いている
 肌寒い風のまにまに誘われる宴の
 ぐらりと揺れ戻す白炎のありか
 呼び戻した地霊の疼き
 目覚めた繭から羽化するごとく 
 咲き出る時刻>  


Posted by nakao at 17:45Comments(0)芸術芸術芸術