2011年09月19日

表紙の至福2.

<表紙の至福2.> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「PO」 140号

 地球の実りを動物・微生物・植物など
 人間から離れなお人間に内在する宇宙感で
 祝福する表紙絵は、ユーモラスに生きよ
 と語る。現代美術。
 ここからは、かつての文学者の好きな抒情は
 出てこない。はっきり申し上げて、出てくるのは
 波動でございます。私にとっては現在ですが、
 詩界にとっては未来ですなあ。

 詩人 川中實人氏作
 発行 竹林館  


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2011年09月19日

表紙の至福1.

<表紙の至福1> 記 中尾彰秀         詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「叢生」174号

 表紙の抽象画は、やたら暗いが
 右上から今まさに日が出ようとしている。
 さすればこれは地球を描いたもの。
 物的な現象にこだわらざるを得ぬ現実の
 心に光の差し入る希望、切実さが尊い。

 絵 森本良成氏
 発行 故島田陽子  


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2011年09月19日

TAOやかな

<TAOやかな地球> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 人間を生かしも殺しもする地球
 確かに人間は地球の主人と勘違いして
 地球を破壊しすぎた
 現在も破壊し続けている
 ここのところ逆の立場になったケースが多い
 しかし恨みはしない
 何があろうとなかろうと
 この地球宇宙一体の波動エネルギー
 の慈しみを確信する
 たおやかに包む全きバランスを

 展開される即興ピアノは
 全曲神がかりのごとく
 無意識で奏じられたもの
 音楽的にも完璧なメロディ旋律不可思議なリズム

 中尾彰秀第14ピアノインプロヴィゼイションCD
       「TAOやかな地球」
 森羅通信の会出版 定価1000円 13曲60分

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
              定価1000円+送料200円  


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2011年09月19日

10.2ライブ

<10.2ライブ> 記 中尾彰秀         詩人ピアニスト・ヒーラー

 関西詩人協会イベント・2011

   中尾彰秀出演

 詩朗読   「星のことば」(詩集「静かな背ビレ」 森羅通信の会 定価1500円)より
         最新詩集になるほど、言葉は簡易で奥深いタオになる。

 キーボード奏     普段使用しないが、ピアノのない会場なので。この30年前の
              ヤマハ製キーボードはプレミアム付き。「キーボウ」と呼称。
              ハープシコードの様な音がする。

        世界への明確な答えとして、魂の響き。宇宙一体波動エネルギーに
        抱かれながら。詩朗読とキーボードのセッション。

 約5分
 
 場所     「京都きよみず花京か」(旧京都健康保険組合保養所きよみず)
 住所     605-0862 京都市東山区清水4-200
 電話     075-561-9900
 日時     2011年10月2日(日) 午後2時~5時
 参加費    1500円 コーヒーあるいは紅茶付き
 当日受付  


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2011年09月17日

地球たま全て

<地球(たま)全て> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

      
     地球(たま)全て癒すがごとく桜咲き

           中尾彰秀詩集「呼吸のソムリエ」(竹林館 定価3000円)より

 なぜ天より音楽が降ってくるのか
 当初の30年前
 それが解らなくて
 発狂しそうになった
 明確にそれに答えてくれたのが
 東京芸大教授の小泉文夫氏である

 潜在意識の呼応
 内なる宇宙(音楽の種)と外なる宇宙(億万の音楽)
 その一体化により
 鍵盤のどこをどう押しても
 完璧な音楽を導き出す能力(実は誰にでもある)
 その音楽は
 天からの偉大な贈り物

 曰く----------森羅万象は奥深いところで自らである
 すなわち梵我一如  


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2011年09月17日

TV無の至福

<テレビ無しの至福> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 タオ学の詩で有名になった
 加島氏は
 山で暮らしながら
 テレビ無しと言う
 どうせBGMだから
 テレビを観てもちゃんとした自分があれば
 自分を見失うことはないが
 観たからと言って益もない

 「猪木祭」「k1」「プロレス」「忍びの者」「アンタッチャブル」「バックツーザフューチャー」
 「ララミー牧場」「007シリーズ」「帰れまてん」「ゴチになります」「宮本武蔵」「スーパーマン」
 「ヤングスーパーマン」「スパイダーマン」「バットマン」「ゲゲゲの鬼太郎」「猿の惑星」「十戒」
 「透明人間」「ドクターフー」「アユルバインダー」「坂本竜馬」「仁」・・・・・・・・キアヌスリーブス
 ハリソンフォード チャールスブロンソン シュワルツネッガー トムクルーズ トムハンクス
 デカプリオ ジャッキーチェーン ブルースリー ブラッドピット チャーリーシーン 榎木孝明
 北大路欣也 丹波哲郎 ・・・・・・・・・・

 何十年となくテレビを観てきた
 今思い出すだけでも
 ざっとこれぐらいある
 いい思い出であると同時に
 どうでもいい思い出である

 2011年8月24日以降
 テレビの代わりに
 ラジオをかけているので
 クラッシックやポップスが
 目ざとく耳に入る
 どこをどう操作しているのか
 感情次元と形式化記憶化された
 音階音域旋律が
 およそ魂に至らぬまま
 空虚風吹かせるラジオ

 妻の隙狙い間を縫って
 自らのピアノインプロヴィゼイションCDをかけ
 光のシャワー浴びるがごとく静けさに包まれ
 魂を潤わせる

 ルンルン
 今日はどれにしようかな
   


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2011年09月16日

流れの本体

<流れの本体> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(28)

 「気踏歌」  中尾彰秀詩集 竹林館 1994年 A5版 103ページ 28篇
                        定価2300円

               「平和公園にて(4)」

<風ひとつ 流れというものの手首から 爆死者五百人埋めた この公園へ
 ころぶ子供たちよ ころびながら 哲学を学んだように 風の乳くびを握る
 子供たちの 股間にもほら 新たな虹色の経路が 

 風ひとつ 流れというものの宗教的な尻穴から ブランコ振りきり ジャングル
 ジムくぐり抜けた クリーム色のそのあたり かの光る石 石の上で一日中
 飽きもせず 遊び続ける子供たち ままごとではないね 浮く石とおしゃべり

 風ひとつ 日の出と日の入りが 同時にやってきて 流れというものの本体が
 今滑ったのだろうか 訳もなく 滑り台の銀板を じっと見据える子供の顔
 輝いて>

          森羅万象、世界、宇宙の「流れ」の本体とは何か。
          生きとし生きるもの、生死超え、大自然と一緒に抱く
          無限の静けさ。

          これはあいまいな抒情ではない。スパンと芯の通った
          答えである。

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価2300円+送料200円  


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2011年09月16日

時代の流れ

<時代の流れ> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 流れに竿刺すと窮屈
 そんな発想がかつてはあった
 現代は違う
 もっと大きな深い本物の流れを
 自らの内に宇宙として見出し
 一体の流れとなるのだ

 大自然と等しくある自分自身は
 何も求めなくとも
 完璧なものとして
 ここにある
 それをタオとも梵我一如とも

 A3 一紙 「EARTHPOEMPROJECT大全」
 御参照あれ

  


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2011年09月16日

メイシアター

<メイシアター> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 大阪吹田メイシアターより世界へ
 2008年6月28日
 「アートフェスティバルin吹田」
 主催 大阪文化連合会
 全体で5000人以上来られた大イベント!!
 ピアノ ヤマハグランド 8曲 23分
 ピアノ演奏 中尾彰秀
 詩朗読  晴明太  「やわらかいもの」「ショートホープ」
       左子真由美   「忘れないで」
       尾崎まこと    「廊下」「哲学」「笑うんか」
       中尾彰秀     「しとしとの地球」「ひとつひとつのこと」

 もう3年経つ。世界唯一の本物。後からジワリジワリ理解され
 後世に伝えられるだろう。詩は内省的、社会的、哲学的、宗教的
 抒情的。深い人間の生き方を問い詰め、答える、なお感情の機微
 ふくよかに。シュールで宇宙的な演奏は、詩と同時に天降る即興。
 ”天譜”とそれは言う。今や、セッションの見本とも言われている。

(収録アルバム)  「TAOやかな地球」 森羅通信の会出版 定価1000円
                         他全13曲 60分
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
                        

   


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2011年09月15日

和田杳子詩集

<和田杳子詩集> 記 中尾彰秀         詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(27)

 「雨蛙」 和田杳子詩集 行路社 2007年 A5版 119ページ 31篇 二千円+税

     自然と共に生きるという生き方が、詩である詩。
     たかだか物的次元や自意識に捕らわれた悲しみ
     に心を止めるのではなく、大自然と一体の魂の詩。
     自然とともに一喜一憂したええとこの上品な子。
     豊かな抒情の品性のある生命観のゆえんだ。

     表題は動物・生物名が並ぶ。
     「小鰯」「スッポン」「こうもり」「ぶり」「雨蛙」「椿」
     「ほたる」「馬」「鳥」 他。

     なお、田中国男氏による表紙絵は、見事な愁い帯びた
     池である。詩人のジャンルを超えた活躍はうれしいことだ。

               「欅」

<少女のころ私の家には 樹齢三百年の欅が 軒を貫いて聳えていた
 枝が無数に広がり重なり 見上げてやっと見つけた空は 海の底の
 ようだった 

 嵐の日には はげしい波が押し寄せ 太い枝がごうごうとうなり
 家は提灯のように揺れる

 秋の夜はむささびが 皮膜を広げ 欅の実を求めて飛び交い 谷あいの闇を
 一層暗くした

 大雪もしばしば 雪がゆるむと枝から巨大な雪塊が 二階の屋根や軒を轟かせ
 私の小さな身体は畳の上で跳ねた

 それでも欅を信じていて こわくなかった

 根を深く家の隅々まで張った 三抱えもある欅

 私の心は時々 あの欅の大樹になる>
  


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2011年09月15日

電球の電磁波

<電球の電磁波> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 たかが電球されど電球
 忘れてはならない
 エゲツない電磁波は家庭にもあることを

 省エネでどうのこうの効能書きをつい真に受け
 この前付け替え喜んだ矢先
 電磁波測定器で計ると
 パソコンどこやないでーーーーーーー
 もうめちゃくちゃに高い!!
 その部屋を夜使うときは
 隣の部屋の電気をつけている
 
 これは一体誰が認可しているのだろう

 原発 水俣病 薬害エイズ 石綿 リニア新幹線
 挙げればきりがないほどの
 盲判認可

 政治悪を長い長い長い間放置して
 へへラ笑う変に優しい国民性
 後の祭りの好きな国があるらしい
 そうならないために
 どうすれば良いのでしょう  


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2011年09月13日

感情と波動

<感情と波動> 記 中尾彰秀         詩人・ピアニスト・ヒーラー

      -------最重要本質-------

 あ、これは波動音楽やな
 我々の音楽は
 感情に基ずくが
 これは波動に基ずいている

 天才フラメンコギタリストM氏
 ライブ「未知との遭遇」での
 私の即興ピアノ奏をテープで聴いて
 30年前にだから
 さすが さすが

 音域 波動は
 地球の胎動・内なる宇宙の波
 そこからやってくる深き哀愁
 本物の癒し波動エネルギー

 昨今癒しの時代と言われる
 その理由は
 人間を中心にしたヒューマニズムでは
 万類を救うことが出来ないと解ったからだ
 理知に基ずく優しさやひらめきも
 存在そのものを変えることはできない
 宇宙一体波動エネルギーに基ずいて
 そこから醸し出されるインプロヴィゼイションは
 レイキ 気功 と同じく
 存在 細胞 に変化を与え
 これからの世界の音楽の主役となるであろう
   


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2011年09月13日

cpの独り言

<コーヒーカップの独り言> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 取っ手は程好くこちらに向け
 コーヒーカップよ
 君は本当は
 何を入れてほしかったのか

 程好く入るものなら
 何でも良い
 入る以前から
 夢のごとく微笑み
 輪郭は日の出の紅をさし
 古の寺院の鐘の響きほのか
 たまさまに人間の手に持たれもすれば
 懐かしさで喜悦の極みとなる

 本日の
 コーヒーカップの
 独り言  


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2011年09月12日

天才の雲

<天才の雲> 詩 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 パンダ狸芝犬プードル猫人間イタチイワシイルカ小波大波
 何にでもなる雲は
 確かに天才

 私は多忙で
 ゆっくり鑑賞できなかったが
 紀ノ川の橋の途上
 老人は自動四輪車を止め
 何物かを噛み締めるがごとく
 この二重三重の天才に
 見入っていた

 南紀に大災害をもたらした
 雨台風のあくる日

 一瞬私は
 言い知れぬ恐怖と悦楽を感じた
 この百変化の雲を背負って
 バイクで一気に橋を渡るとは
 人生の何もかも
 余分なものは捨て去り
 生まれてから死ぬまでと
 死んでからの永遠回帰の旅路を
 ほんの数分に凝縮してしまうこと

 夕刻になると
 雲は黒く合体し
 またしても大雨となった  


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2011年09月12日

裏白神

<裏白神> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 風が吹いたら
 桶屋がもうかる--------------江戸時代

 パチンコ流行ったら
 詩人喜ぶ -------------------現代

 パチンコは心の不況などと
 ごたくは言いなさるな
 新聞折り込み広告の裏白紙(神)に
 詩の下書きを書く

 とてつもない天才の化けの皮を剥がすと
 とんでもないものが出現するのは
 有名芸能人の常であるが
 裏白神は日々
 とてつもない活躍をしている
 合掌  


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2011年09月11日

中尾彰秀ライブ

<中尾彰秀ライブ> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト、ヒーラー


        愛と癒しと魂の調べ ~ピアノコンサート&詩朗読~
      2011年10月22日(土) 午後2時より(会場午後1時30分)

      高石市立中央公民館  電話 072-265-6422
                     住所 592-0011
                         高石市加茂1丁目5番7号

      第1部  ピアノ演奏とお話  中尾彰秀  ピアニスト・作曲家・詩人
      第2部  詩朗読とピアノとのコラボレーション  中尾彰秀・碑田俊子・三浦千賀子
      募集   120名       入場無料  ぜひお知り合いを、お誘いください。
      申込   10月13日(土)から中央公民館で受付(電話オーケイ)
                                
   中尾彰秀プロフィール   関西詩人協会会員 詩を朗読する詩人の会”風”世話人代表
                   EARTHPOEMPROJECT代表 今波動音楽会会長
                   「龍の風」「竜の落とし子」「レディナダ」「呼吸のソムリエ」
                   「やあ」「舞粥」「家幻記」「ダイダラボッチ散歩クラブ」「気踏歌」
                   「静かな背ビレ」他既刊詩集現20冊。
                   「静かに水が」「ROADO of ANGEL」「聖なる木」「月の雫を
                   ワイングラスで飲めば」「しとしとの地球」「宇宙桜との対話」
                  「TAOやかな地球」「SHALL WE DANCE in THE MOON」
                  既刊ピアノCD現18枚。600を越える作曲。
                   詩を譜にするか、天譜(天から直接降ってくる音楽)でか、何れかに
                   よるピアノインプロヴィゼイションは、美しくも哀しくもダイナミックにダ
                   ンスフルに、愛と癒しのエネルギーに溢れ、不可思議な旋律はどこと
                   なく懐かしく、あなたは生まれ変わったような優しさに満たされるでしょ
                   う。  本日のために、全てが新曲で、ここであらためてひらめく音楽を
                   演奏いたします。自ら既に作ったコピーではありません。

                   その場に最もふさわしい音楽が天降ってくるのです。と申しましても
                   お固くならないでください。これまでのイベントは全てそうしています。
                   金塊を降らしたりはいたしません。黄金律の音と言葉が出現するだけ
                   です。我々は、単にそれを、詩と音楽と言うのです・詩は音楽ほどの
                   即興力がないのでこれまでの詩です。  


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2011年09月11日

携帯基地局

<携帯基地局> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 どんどんどんどん建てられている
 あれは
 被雷針ではありません
 どんどんどんどん建てられている
 あれは
 タコの足ではありません
 どんどんどんどんビルの屋上に建てられている
 あれは
 携帯電話の性能を良くするための
 携帯基地局

 ところがところがどっこい
 そのお陰様で
 ビルの住人や200,300メートル近くの人々への
 健康被害が続出
 生命と健康のために
 中止か撤去か
 それは企業と国の責任
 国民の権利

 どんどんどんどん国民は無知を解消せねばならない
 原発を安全と思うレベルで
 我々は安全ではないのだから  


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2011年09月09日

鎮魂歌

<鎮魂歌> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(26)

 「鎮魂歌」 東日本大震災のための応援詩  田川紀久雄詩集 鹿林書房
                  A5版 88ページ 28篇 2011年 定価2000円

             「いのちは闇の中でも輝いている」

<なにもかもが闇の世界 希望の光は ただひとつ いのちがあるということ
 どんなに追い込まれても いのちは生き続けようとする 自分のためでなく
 愛する者のために いのちはこの闇の世界をきっと照らす力がある この辛く
 感じる気持ちは 自分だけではなく この災害にあった人たちみんなが同じく
 感じている だからいま自分に負けたら 未来を照らすいのちに申し訳がない

 災害の辛さはこれからやってくる この辛さに心はどれだけ耐えられるのだろうか
 このときこそ生きている者の価値が問われる 多くの人たちが災害地に応援に来
 てくれる 生きる勇気を与えてくれる 感謝をしなければならない でも 大変なのは
 これから先なのだ 津波が引いた後の静寂の中で ひとりひとりが自分と闘わなけ
 ればならない この巨大な闇の世界と闘うために 生きようとするいのちのためにも
 いのちを大切にしていくことだと思う なぜなら闇を照らすのは このいのちの輝き
 だけなのだから>

        復興するまで闇なのではない。我々の文明そのものが
        魂の裏の闇を背負って切り開いてきているから。いかなる
        ことがあろうとも今の命を祝福する愛の光を持たねばならない。
        物的な破滅は破滅を意味しない。破滅とは、魂に光を持たない
        こと。お金をいくら積まれても、そのことを忘れてはならない。  


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2011年09月09日

手練れ詩

<手練れ詩> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 手練れ詩は
 決して良いとは思えない
 どこの誰のどの詩が
 かく言うところの
 手練れ詩かは
 私の立場上言えませんが

 魂の奥域の神秘なるものに
 決して至ることなく
 生きるキャリアを重ねたばかりの
 ヒネて味あるだけの詩
 でも
 上手いねとだけ
 ねぎらって  


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2011年09月09日

斜めの家

<斜めの家> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 よりたくさんの風を
 上手くいなし
 古人の魂を
 生のまま飽食する
 未来は風下の壁に映像化し
 現在は床にとぐろ巻きひた踊る

 丘団地の頂に一軒きりある
 斜めの家

 世界の均衡論じる週末の夜
 タヌキやキツネがねじり鉢巻きで
 紛れ込み
 自称狸面そのままで
 玄関跨いで覗き見れば
 さすがに柱は真っ直ぐ床は平行
 奥さんちょっと美人
 
   


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