2012年08月02日

青空という奇跡

<青空という奇跡> 詩 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 木々草草にとって
 花は一つ一つが
 かけがえのない光の結晶なのだ
 だから彼ら彼女らが
 太陽を受け月光を受け
 この地上で育ちつつ
 風なりに揺れる様は
 その光の結実を
 抱く意味をハタと改めて
 考えさせる

 どうやら我々人間は
 不要なものまで
 欲望の次元で
 あまりにも多く作り
 結果自らの首を絞め
 存在そのものの源たる
 神聖なエネルギーを忘れている

 これは提案でも希望でもない
 人間は神秘と一体でなければならぬという
 明確な答である
 私は明確な答を持って
 詩も音楽もEPPもやっている

     「青空」

<忘れ物ありませんか 
 やたら風の強い日
 すぐ向かいの夾竹桃は
 何か大切なこと知らせるがごとく
 ゆらりゆらり揺れる
 たくさんのピンクの花握り締め
 空は平然と青>
           中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」 2010年
           森羅通信の会出版 27篇 A5版 82頁 定価1500円
           郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
                           定価+送料無料
   


Posted by nakao at 16:39Comments(0)芸術

2012年08月02日

提案と答

<提案と答> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 提案と答は随分と違う
 
 答-------------夜明けのごとく突然現れる神がかりのひらめき世界

 提案---------人間の知識をこつこつ勉強して、問題点を見つけ
        人間の意識転換をいまだせずに、どうにかこうにか
        せにゃならんなという思いの世界

 鶏と卵のごとく
 何れも必要なもの

 答えばかり出すと、これから教科書や図書館でお勉強する人に対して
 志向性を弱めてしまう
 提案ばかりだと、過去の価値観に基ずく一般論に止まり
 今ここにいる無限の生命波動を見落としてしまう

 現代詩最大の成果・モーツアルトの現代版
 言うまでもなく私の詩も音楽も
 生命の奥域の無限波動であるが
 なかなか広まらないのは
 いきなり答えとして
 芸術は爆発だ------だからだ

 ただはっきりと認識しておくべきことは
 鶏と卵は喧嘩しないが
 提案と答は喧嘩する
 提案は答が先にあると
 先を越されたと気分を害し
 答えは得てして
 提案を軽んじてしまうことだ
 お互い一つのものだから
 感謝で結び付かねばならない
   


Posted by nakao at 16:10Comments(0)芸術