2009年10月09日

新開地

<<< 新開地 >>>  記 中尾彰秀  詩人・ピアニスト

 イベントを題材にして、詩を作ることもある。さらに、その時の演奏はCDに。
言うまでもなく、イベントをするということは、人間の生き方の一つの証明。
 かくして、「新開地」は、詩(詩集「竜の落し子」)と、ピアノ奏(CD「しとしとの
地球」)に載せている。

    「新開地」

<共鳴るる太古の声のガラスかな   2007年9月1日(土) 長居公園は世界
陸上最終前日夜 神戸新開地に立つ  人ゴミをかき分け歩く半月夜 美しき闇
つどいてはオーロラや 六甲山心の震え調律する  生温かい混ぜの風背に 
いざ火点されんとする指先 魂の土手っ腹に刺青する言葉 岡本清周氏主催 「
むめいびと」なるイベントは 森本ガラスの小ホールにて 分厚いガラスは音もなく
とろけ 熱何の熱にとろっける 打ち上げられる星いくつ オーロラのフラダンス
ガラスの内側の無限広場から 傷を知らぬ太古の子供の瞳見え隠れ 突如犬にな
り月に吠える人 ホーミーのごとき大ラッパ吹く人 誰しもが心底笑顔に包まれ 
少年少女のごとく輝き出すのは 月の裏側にあふれている黄色の液体 バケツでく
みとり ばら撒く時だ 私はピアノインプロヴィゼイション ・・・ 朗々
      
      ピアノ弾く兎はどこに秋月夜  >
 
  なお、「むめいびと」の参加者は、皆個性的で、自由な暮らしを夢見る
 青年の心を持っていた。

    中尾彰秀詩集「竜の落し子」 森羅通信の会出版 詩10編 A4版 38ページ
                       定価500円
    中尾彰秀ヒーリングピアノCD 「しとしとの地球」 森羅通信の会 13曲 60分
                        定価1000円 (晴明太、左子真由美、尾崎
                        まこと 各氏とのセッションあり)
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 各定価+送料一回に200円

  


Posted by nakao at 17:33Comments(0)芸術