2011年08月14日

天の羊

<天の羊> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「2011年”風”ポエムフェスティバル」
 2011年8月7日
 於 「エルおおさか」

 ゲスト出演  天の羊

      プロフィール  ボーカル 安田美穂 ボーカル&ギター 南忠
               によるアコースチックユニット。オリジナル曲を
               メインにやさしくて切なくてノスタルジックな音楽
               を展開。

 当日は数曲の持ち曲の後、「風アンソロジー」より加納由将さんと吉田享子さん
 の詩を作曲して演奏。「もう一つの影」、「ひらがなのように」。牧歌的な響きと、ジ
 ブリ音楽をほうふつとさせるメルヘンチックさとなった。  


Posted by nakao at 16:17Comments(0)芸術

2011年08月14日

精霊のダンス

<精霊のダンス> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 とても とても
 深い森の奥から
 少しずつ 少しずつ
 聴こえて来る
 ゆっくりとしたリズム

 懐かしいメロディに溶ける

 どこかで聴いた
 しかしはじめての
 母の胎内で月の香嗅ぎながら
 抱いた音のような

 ああ ダンスしている
 聖霊が一緒に
 ダンスしている
 薄霧の中で
 ステップ1 2 3

 ピアノ・ペトロフ(チエコの古典的名器)
 ソロ 8分

 中尾彰秀ピアノCD「ANGELGARDEN」に収録
 森羅通信の会出版 定価1000円 70分 13曲

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
               定価1000円+送料200円
  


Posted by nakao at 15:56Comments(0)piano

2011年08月14日

思う壺

<思う壺> 詩 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 時代の喧騒を
 カモフラージュすると
 自ずから優しくなる心
 頭は布を巻き

 愛の訪れを
 決して聞き逃さぬため
 耳に大きな銀のピアス

 躍動しヒートする身体を隠す
 黄土色のコート

 450年前に描かれた
 振り返る少女よ
 ひょとしたらその時
 君は何かの病だった

 この絵を描かれた為
 君は一生涯無垢の優しさを
 持たざるを得なかった

 描かれてから君は
 どんな人生を送ったの
 幸せだったかい
 70歳80歳あるいは
 何歳まで生きたの

 君が今ここに
 生きていても決して不思議でない風情は
 全く不思議だ
 生命閉じ込めた絵は
 一台のタイムマシーンならば
 私を連れてゆけ
 450年前へ

 それこそ数百年腐敗せぬ
 具材使う画家の
 思う壺
 壺に哀愁深々と  


Posted by nakao at 15:38Comments(0)芸術