2011年08月06日

クラシック音楽

<クラシック音楽> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地デジに統一されて以来
 テレビは観ていない
 便利のために電磁波をさらにきつくした
 国の横暴は度を越している
 テレビなしはいつまでもつかは解らないが
 相も変わらず
 番組数がやたら多く
 観るべきものは一向に見当たらない

 お陰様で
 ラジオのクラシックを良く聴く
 なぜかしらオーケストラと文化会館ライブに
 偏る不思議を感じつつ

 学生時代私は
 ジャズ特にマイルスデイビスやジョンコルトレーンなどの
 フリージャズで育ったが
 200枚以上あるレコードは
 面倒くさくてもう聴かない
 今ではこの演奏は昔作られたものを
 上手くコピーしているなと思いつつ
 自分の演奏以外は
 クラシックを聴く
 もしも奏者が
 今はじめて作った曲なら
 なんと素晴らしいことでしょう!!

 明言いたしましょう
 私の即興ピアノは
 極めて古典的で躍動的で深い哀愁と
 普遍的な癒しエネルギーに充ちていますが
 二度と同じもののない
 新たなクラシック音楽である  


Posted by nakao at 18:56Comments(0)piano

2011年08月06日

聖なる即興曲

<聖なる即興曲> 記 中尾彰秀         詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ライブでは
 天降りを行う
 どんな音が降り給うか
 その時の
 空気
 観客
 ピアノ
 によって決まる
 
 私はただひたすら
 魂を自らの出自たる
 無限の静けさに遊ばせ
 音の門
 すなわち闇から
 日の出のごとき音楽を
 つまびく

 中尾彰秀ピアノアルバム現18枚発売中!!
 森羅通信の会出版  


Posted by nakao at 18:29Comments(0)piano

2011年08月06日

<答> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 曲がり角は
 どんな曲がり角でも
 我々人間は曲がって進むが
 光は決して曲がらない
 曲がらないのが光の特性だからではない
 曲がる必要がないのだ
 自らが夢であり
 時空すら超え
 闇を携えて
 美しい答えだから  


Posted by nakao at 18:20Comments(0)芸術

2011年08月06日

門田照子詩集

<門田照子詩集> 記 中尾彰秀         詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(18)

 「終わりのない夏」 門田照子詩集 土曜美術社 2007年 
             A5版 26篇 127頁 定価2000円+税

 傷ついた過去の現実を身じろぐことなく描き、
 ぶ厚い魂の抒情を身に着け、迷いながらも
 今を逞しく生きようとする、活力漲る詩群。
 
        「雷鳴」

<落雷は近かったようだ 筋向こうのテレビアンテナが煙り
 雨の街路が騒々しい 灰色の天を二つに裂いた稲妻が
 わたしの手から菜切り包丁を落とさせた 流し台の前に
 立ちすくんだまま わたしは動けない あのひとのアパートを
 訪ねていた あの日 束の間 若かったわたしは 跳ねたり
 反ったりする 一匹の青い魚だった 外は激しい夕立

 捌かれて平たくなってゆく魚を 突然 貫いた雷鳴 閃光は
 通り道の電柱を縦割りにして轟いた

 瞬時 わたしたちはお互いから飛び退った あのひとは頬を
 引きつらせて身繕いをし わたしの手は震え胸先で練れる
 雷鳴がむき出しにした あのひととわたしの ひ弱な愛の骸
 打ち砕かれた魚は生臭くみすぼらしかった

 足元で刃物が匂い 遠退いて閃く稲妻の危ういうつくしさ
 駆けつけてきた消防車が ボヤを消し止めて町内は静まった>

 なお、ドラマチックな表題が多い。
 「万華鏡」「暴走の果て」「遥かな自転車」「涙壺」
 いかに日々の生き方に、魂を入れているかがうかがえる。

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Posted by nakao at 18:12Comments(0)芸術