2009年07月13日
鳩
「 鳩 」 詩 中尾彰秀 詩人、ピアニスト
永遠を抱いて止まぬ無為の空
大阪 京都 神戸 奈良 東京
出かけるときは
なるべく必要以上に早く行く
時間を余らせ
無為の時を楽しむのだ
ひとひとひと空気汚染騒音
ダメ押しのごとく
パラボラ携帯電車の電磁波
中和法反発法すり抜け法
どうやらこうやらのシールド
いいこと何かないかとウロウロウロ
ああ人間中心文明
意図されたもの信用できない
どこもかしこも湯気立つオヤツタイム
オーガニックコーヒーケーキセット無心に食していると
どこからともなくやって来た一羽の鳩
つぶらな薄ピンクのマニキュア
しゃれた女の子いや男の子
何かの拍子にでも飛沫のかかる水溜めの水そそくさと飲み
ルルドの聖水で癒されたような
微笑浮かべ
足の古傷隠しもせず
私に一瞥して
何処かへ
サッと飛んで行った
ほんのひと時の一羽と一人
今も私の胸の奥を吹く
君の置いて行った森の風
*あなたも詩を書いてみませんか。人生を至福にするために。
詳細は「きのくに詩話会」の項参照下さい。
永遠を抱いて止まぬ無為の空
大阪 京都 神戸 奈良 東京
出かけるときは
なるべく必要以上に早く行く
時間を余らせ
無為の時を楽しむのだ
ひとひとひと空気汚染騒音
ダメ押しのごとく
パラボラ携帯電車の電磁波
中和法反発法すり抜け法
どうやらこうやらのシールド
いいこと何かないかとウロウロウロ
ああ人間中心文明
意図されたもの信用できない
どこもかしこも湯気立つオヤツタイム
オーガニックコーヒーケーキセット無心に食していると
どこからともなくやって来た一羽の鳩
つぶらな薄ピンクのマニキュア
しゃれた女の子いや男の子
何かの拍子にでも飛沫のかかる水溜めの水そそくさと飲み
ルルドの聖水で癒されたような
微笑浮かべ
足の古傷隠しもせず
私に一瞥して
何処かへ
サッと飛んで行った
ほんのひと時の一羽と一人
今も私の胸の奥を吹く
君の置いて行った森の風
*あなたも詩を書いてみませんか。人生を至福にするために。
詳細は「きのくに詩話会」の項参照下さい。
2009年07月13日
あなたの人生を至福にする百の詩集(5)
<<< あなたの人生を至福にする百の詩集(5) >>>
いちま人形 塔和子詩集 花神社 1500円 1980年出版
「創造」
<光を闇を水を草を果樹を種を 生きものを水に群がるすべての動く生きものと 家畜と這うも
のと地の獣を 自分の形に男と女とを 思い そして現わされた いまこうして在る 地上の緑
獣 生きもの 人 それらのかなでるドラマは 地に満ちあふれ 光のときも闇のときもくり返さ
れ 今に至り 私は見る6月の山野を 神の頭の中に在ったのは このような季節ではなかっ
たか たわわに実った 果樹の葉をすかして天を仰げば そこは湖のように青く澄んで そうだ
と 答えているようでもあり 答えていないようでもあり ただ静かに 私の問いを受け入れたま
ま ゆらぎもしない そして 私は 微風に髪を吹かせ 頬に光を受け手に果実をもち 神の思
いのように 現わされた形に 立っている>
ある日、人は、神の思いのように、ある、自らの輝きに目覚める。大自然との共感を得、内な
る風を感じ正しく創造を成す。詩の成就、あるいは、スタート。私は拍手と感謝の花束を贈りた
い。私である以外ない私は、最高の私に。誰しもがそうなれる。
いちま人形 塔和子詩集 花神社 1500円 1980年出版
「創造」
<光を闇を水を草を果樹を種を 生きものを水に群がるすべての動く生きものと 家畜と這うも
のと地の獣を 自分の形に男と女とを 思い そして現わされた いまこうして在る 地上の緑
獣 生きもの 人 それらのかなでるドラマは 地に満ちあふれ 光のときも闇のときもくり返さ
れ 今に至り 私は見る6月の山野を 神の頭の中に在ったのは このような季節ではなかっ
たか たわわに実った 果樹の葉をすかして天を仰げば そこは湖のように青く澄んで そうだ
と 答えているようでもあり 答えていないようでもあり ただ静かに 私の問いを受け入れたま
ま ゆらぎもしない そして 私は 微風に髪を吹かせ 頬に光を受け手に果実をもち 神の思
いのように 現わされた形に 立っている>
ある日、人は、神の思いのように、ある、自らの輝きに目覚める。大自然との共感を得、内な
る風を感じ正しく創造を成す。詩の成就、あるいは、スタート。私は拍手と感謝の花束を贈りた
い。私である以外ない私は、最高の私に。誰しもがそうなれる。
2009年07月12日
ピアノ百聞一弾(2)
<<< ピアノ百聞一弾(2) >>> 詩人、ピアニスト 中尾彰秀
先だっての(1)に於いて、一文添えるのを忘れました。このシリーズのテーマである一文
です。大事なことを含みにして抜かすのは、日本では”ゆかし”といいます。
「百聞は一弾きにしかず」
さてそれでは(2)。音文(音楽文化堂、和歌山市県庁前)小ホールは、いろんなイベントで
再三再四利用させてもらっている。ここには不思議なピアノがある。40年以上前のものであ
ろう、ディアパソングランド。クリアーで本当に、突き抜けた音がする。音の向こう側にある、静
かな森を容易に紡ぎ出すことができる。瞑想した後の余韻を楽しみながら、自然と鍵盤に引
かれ、志向する奥域に至っていることに私は気付く。音が出るのだ。出すのではない。この違
いは大きい。出るは、自然波動。出すは、人間の意識努力お勉強。1000万円以上するピア
ノでも、この静かなる奥域は、出るとは限らない。むしろ、出ないのだ。誤解されては困るので
言いますが、私はどのピアノでも出るように奏じております。何れにせよ、秀でた調律.調整の
ものに出合った時は、涙が出る程うれしくなって来るのです。なお、ドロドロした感情を出すを
好む御方には向きませんのでよろしく。
先だっての(1)に於いて、一文添えるのを忘れました。このシリーズのテーマである一文
です。大事なことを含みにして抜かすのは、日本では”ゆかし”といいます。
「百聞は一弾きにしかず」
さてそれでは(2)。音文(音楽文化堂、和歌山市県庁前)小ホールは、いろんなイベントで
再三再四利用させてもらっている。ここには不思議なピアノがある。40年以上前のものであ
ろう、ディアパソングランド。クリアーで本当に、突き抜けた音がする。音の向こう側にある、静
かな森を容易に紡ぎ出すことができる。瞑想した後の余韻を楽しみながら、自然と鍵盤に引
かれ、志向する奥域に至っていることに私は気付く。音が出るのだ。出すのではない。この違
いは大きい。出るは、自然波動。出すは、人間の意識努力お勉強。1000万円以上するピア
ノでも、この静かなる奥域は、出るとは限らない。むしろ、出ないのだ。誤解されては困るので
言いますが、私はどのピアノでも出るように奏じております。何れにせよ、秀でた調律.調整の
ものに出合った時は、涙が出る程うれしくなって来るのです。なお、ドロドロした感情を出すを
好む御方には向きませんのでよろしく。
2009年07月12日
ダイダラボッチ散歩クラブ
「ダイダラボッチ散歩クラブ」 中尾彰秀第15詩集 竹林館 2000円+税
ダイダラダラダラダイダラ、さあ歩きましょう。犬も歩けば、何とやら。幸せにぶち当たる。
「 ほんの少し 」
「大雨の明くる日の 青空には もう ひっくり返ったバケツも 搾り皺もなく 大屋根の瓦
の端の 鶴の含み笑い 軒の下に安置された 根上がり盆栽と 川沿いの歩道に穴あけ
た 松の一列との 恋愛関係 真昼の煙が まぶしく立っている ほんの少し 気に入っ
た ものたち ほんの少し 気に入られて 今ここにいる 私」
最後の一行に、超越的な世界を、含めた作品。人間は意識のみで生きるに非ず。
今ここに在るとは、無数の奇跡の集合であり、在らされているという事実。感謝と愛で満た
しましょう。平易な言葉で淡々と描かれている30篇は、全て散歩という日常を舞台にする。
富士山を一夜で作り上げた巨人、ダイダラボッチの伝承の精神に重なっている。
「ほしのしくみ」
「ほしのしくみは ひかりの意味だ 実体はとうの昔 消えているのに 数年数百年数千年経
て やってくる光 ひかりの恩恵 計りしれず ひかりしれず ぬかりしれず 人間は 時折
恩をあざで返す 一体 幾つある 歴史的聖戦の名 ほしのしくみは ひかりの意味だ あな
たの心 私の心 つたない愛の詩 単にほしのひとつの地球 距離も時代も国も ぶっ飛ばし
今ここに発する いのちそのものだ」
「さあお通り」
「さあ お通り 道の方から 飛び込んでくるときは 率直に それに従う 犬猫豚イタチ鳥亀ウ
サギ熊 手と手をつないで仲良く 讃美歌唄いながら 人間のこしらえた 社会や 人間が偉
そうに言う 世界を 超えた 全きものが 受け入れてくれているのだ 光る道 なまめく道
拡がる道 ドロドロの道 道なき道」
魂の未熟なものに引っ張られてはいけません。自らにある宇宙、永遠。
シュール俳句。 「蚊隠れや我が懐の宙に消え」 「死に際の蚊のひとことにゾクとする」
「パアンとね一匹の蚊取り逃がし」 (蚊隠れ)
瓢然としたとぼけ。社会批評。ピアニストになってしまった詩。リアリズム。生命のオドロに立ち
向かう、癒しの光。既成の詩界に惑わされず、独自の普遍世界を押し進める。現代詩の可能
性と面白さをとことん拡げ、さらには、音楽界をも揺さぶっている。B6版、93頁、30篇。
<ダイダラボッチ散歩クラブ> 中尾彰秀第15詩集
(購入法) 郵便振替 00940-4-29604 森羅通信の会 定価2000円+送料200円
(おお供養を世に苦労多し)
ダイダラダラダラダイダラ、さあ歩きましょう。犬も歩けば、何とやら。幸せにぶち当たる。
「 ほんの少し 」
「大雨の明くる日の 青空には もう ひっくり返ったバケツも 搾り皺もなく 大屋根の瓦
の端の 鶴の含み笑い 軒の下に安置された 根上がり盆栽と 川沿いの歩道に穴あけ
た 松の一列との 恋愛関係 真昼の煙が まぶしく立っている ほんの少し 気に入っ
た ものたち ほんの少し 気に入られて 今ここにいる 私」
最後の一行に、超越的な世界を、含めた作品。人間は意識のみで生きるに非ず。
今ここに在るとは、無数の奇跡の集合であり、在らされているという事実。感謝と愛で満た
しましょう。平易な言葉で淡々と描かれている30篇は、全て散歩という日常を舞台にする。
富士山を一夜で作り上げた巨人、ダイダラボッチの伝承の精神に重なっている。
「ほしのしくみ」
「ほしのしくみは ひかりの意味だ 実体はとうの昔 消えているのに 数年数百年数千年経
て やってくる光 ひかりの恩恵 計りしれず ひかりしれず ぬかりしれず 人間は 時折
恩をあざで返す 一体 幾つある 歴史的聖戦の名 ほしのしくみは ひかりの意味だ あな
たの心 私の心 つたない愛の詩 単にほしのひとつの地球 距離も時代も国も ぶっ飛ばし
今ここに発する いのちそのものだ」
「さあお通り」
「さあ お通り 道の方から 飛び込んでくるときは 率直に それに従う 犬猫豚イタチ鳥亀ウ
サギ熊 手と手をつないで仲良く 讃美歌唄いながら 人間のこしらえた 社会や 人間が偉
そうに言う 世界を 超えた 全きものが 受け入れてくれているのだ 光る道 なまめく道
拡がる道 ドロドロの道 道なき道」
魂の未熟なものに引っ張られてはいけません。自らにある宇宙、永遠。
シュール俳句。 「蚊隠れや我が懐の宙に消え」 「死に際の蚊のひとことにゾクとする」
「パアンとね一匹の蚊取り逃がし」 (蚊隠れ)
瓢然としたとぼけ。社会批評。ピアニストになってしまった詩。リアリズム。生命のオドロに立ち
向かう、癒しの光。既成の詩界に惑わされず、独自の普遍世界を押し進める。現代詩の可能
性と面白さをとことん拡げ、さらには、音楽界をも揺さぶっている。B6版、93頁、30篇。
<ダイダラボッチ散歩クラブ> 中尾彰秀第15詩集
(購入法) 郵便振替 00940-4-29604 森羅通信の会 定価2000円+送料200円
(おお供養を世に苦労多し)
2009年07月11日
しとしとの地球
<<< しとしとの地球 >>> 中尾彰秀ピアノCD 森羅通信の会、1000円
(1) 「梵我一如」 梵----宇宙、森羅万象。 我----自己。 自己と宇宙が一体である
究極の音楽は、かように美しく、かようにゆったりと。
(2) 「紫蘇の味」 シ、ソ、ミ、の音を基調とし、左手だけで奏じた。しかし、完璧に編
まれたかのごとき即興。未来の古典音楽となるだろう。
(3) 「新開地」 神戸は新開地、イベント「むめいびと」。月光を拝みつつ、ダイナミック
に世界が踊り笑うのだ。主催の岡本清周さんありがとうございます。
(4) 「一の風」 梅田リッツカールトンホテル、「竹林館祭」。内なる自然が開花して、風
となり世界を舞う。リズムカルで美しいもの。哀しみの浄化。
(5、6) 「やわらかいもの」「ショートホープ」 詩、晴明太 ほら輝いているのですよ、日々の
暮らしにやさしさが満ち満ちる。
(7) 「忘れないで」 詩、左子真由美 今も戦争で亡くなられた多くの方々は、愛の光と
なって上昇する。悲しさから眼をそらさずに。
(8、9、10) 「哲学」「廊下」「笑うんか」 詩、尾崎まこと 日常はひしひしと、生命の哲学。
(11、12) 「しとしとの地球」「ひとつひとつのこと」 詩、中尾彰秀 あらゆるものは、愛によ
って結びついている。美しき地球よ。
(5)~(12)は、2008年<アートフェスティバルin吹田>、大阪文化団体連合会30
周年、吹田メイシアターでの伝説のセッション。全曲ピアノ、中尾彰秀。
(13) 「星のことば」 ネバーエンディングメロディ。永遠に続く愛の波動。
全て前もって練習はなく、その場で瞬間的に天降って奏じられた。私をコンデンサとして、音楽
が無限にやってくる。この奇跡に感謝すると共に、世界中にこのCDが拡がり、少しでも多くの
方々の心の癒しになることを願って止みません。
<しとしとの地球> 中尾彰秀ピアノCD
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
(おお供養を世に苦労多し)
(1) 「梵我一如」 梵----宇宙、森羅万象。 我----自己。 自己と宇宙が一体である
究極の音楽は、かように美しく、かようにゆったりと。
(2) 「紫蘇の味」 シ、ソ、ミ、の音を基調とし、左手だけで奏じた。しかし、完璧に編
まれたかのごとき即興。未来の古典音楽となるだろう。
(3) 「新開地」 神戸は新開地、イベント「むめいびと」。月光を拝みつつ、ダイナミック
に世界が踊り笑うのだ。主催の岡本清周さんありがとうございます。
(4) 「一の風」 梅田リッツカールトンホテル、「竹林館祭」。内なる自然が開花して、風
となり世界を舞う。リズムカルで美しいもの。哀しみの浄化。
(5、6) 「やわらかいもの」「ショートホープ」 詩、晴明太 ほら輝いているのですよ、日々の
暮らしにやさしさが満ち満ちる。
(7) 「忘れないで」 詩、左子真由美 今も戦争で亡くなられた多くの方々は、愛の光と
なって上昇する。悲しさから眼をそらさずに。
(8、9、10) 「哲学」「廊下」「笑うんか」 詩、尾崎まこと 日常はひしひしと、生命の哲学。
(11、12) 「しとしとの地球」「ひとつひとつのこと」 詩、中尾彰秀 あらゆるものは、愛によ
って結びついている。美しき地球よ。
(5)~(12)は、2008年<アートフェスティバルin吹田>、大阪文化団体連合会30
周年、吹田メイシアターでの伝説のセッション。全曲ピアノ、中尾彰秀。
(13) 「星のことば」 ネバーエンディングメロディ。永遠に続く愛の波動。
全て前もって練習はなく、その場で瞬間的に天降って奏じられた。私をコンデンサとして、音楽
が無限にやってくる。この奇跡に感謝すると共に、世界中にこのCDが拡がり、少しでも多くの
方々の心の癒しになることを願って止みません。
<しとしとの地球> 中尾彰秀ピアノCD
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
(おお供養を世に苦労多し)
2009年07月10日
あなたの人生を至福にする百の詩集(4)
<<あなたの人生を至福にする百の詩集(4)>>
まどみちお全詩集 理論社 4854円+税
まどみちお。「まど」に「みちる」空。「まど」に「みちる」★星。「まど」に「みちる」幸
せ。宇宙と自らの心が一体である満ちた心で、書かれる詩は、読み手の心をも満た
す。ははーん成程と、大人は何度頷くだろう。あはははと子供は何度笑うだろう。人
間の出自の大元を思い出させる「木」。存在や生命の源に立ち戻らせ、現代人の失
われた一番大切なものを回復させる作が多い。
「木」
どうして なつかしいのか はじめて見る けしきの中の はじめて見る 木であっても
木は そうか この地上に おりてきて ぼくらが暮しはじめたのは つい このあい
だのことだったのか そのまえの だれも おぼえていない 幾千万年 雨 風 雪
の ぼくらの暮し ------------
現代詩やでーと言う、異論.正論はあるものの、童話として「国際アンゼルセン賞」受
賞。90歳を越えなを書き続けるパワーは、一体どこからくるのだろう。
「うさぎ」
----うさぎでございます と いうように うさぎの ほうが きちんと すわるものだから
そらの ほうも のはらの ほうも きちんとして むかえているよ ------これは これは
うさぎさんですか----と
「リンゴ」
リンゴを ひとつ ここに おくと リンゴの この 大きさは この リンゴだけで いっぱ
いだ リンゴが ひとつ ここに ある ほかには なんにも ない ああ ここで
あることと ないことが まぶしいように ぴったりだ
まどみちお全詩集 理論社 4854円+税
まどみちお。「まど」に「みちる」空。「まど」に「みちる」★星。「まど」に「みちる」幸
せ。宇宙と自らの心が一体である満ちた心で、書かれる詩は、読み手の心をも満た
す。ははーん成程と、大人は何度頷くだろう。あはははと子供は何度笑うだろう。人
間の出自の大元を思い出させる「木」。存在や生命の源に立ち戻らせ、現代人の失
われた一番大切なものを回復させる作が多い。
「木」
どうして なつかしいのか はじめて見る けしきの中の はじめて見る 木であっても
木は そうか この地上に おりてきて ぼくらが暮しはじめたのは つい このあい
だのことだったのか そのまえの だれも おぼえていない 幾千万年 雨 風 雪
の ぼくらの暮し ------------
現代詩やでーと言う、異論.正論はあるものの、童話として「国際アンゼルセン賞」受
賞。90歳を越えなを書き続けるパワーは、一体どこからくるのだろう。
「うさぎ」
----うさぎでございます と いうように うさぎの ほうが きちんと すわるものだから
そらの ほうも のはらの ほうも きちんとして むかえているよ ------これは これは
うさぎさんですか----と
「リンゴ」
リンゴを ひとつ ここに おくと リンゴの この 大きさは この リンゴだけで いっぱ
いだ リンゴが ひとつ ここに ある ほかには なんにも ない ああ ここで
あることと ないことが まぶしいように ぴったりだ
2009年07月08日
きのくに詩集(1)
{{{ きのくに詩集(1) }}} アンソロジー
きのくに-------- 木のくに、気のくに、紀のくに。何と、すばらしい。すばらしいだけに、
津々浦々使われ過ぎ、言葉から気が抜けてと、おっしゃる方も居るが、それは大間違い
。気は減りません。それは宇宙だから。このすばらしいアンソロジーに、21名の詩人が
集まった。
まずは、表紙絵。堀諭さんありがとうございます。橋を夕陽がゆっくり沈んでいくスケッ
チ。我々人間を導いてくれている自然なるものが、ほんのりと描かれている。
(投稿者と作品名) かとうじゅんいちろう<ティーポットに> 堀諭<過ぎる風b> きし
もとかなお<熊野灘・初日の出> 山口格郎<「周期的」な ひととき> 中川たつ子<
ドラエモンの凧> 安田風人<見えない線><理想の自分><ヒーロー><恩返し>
<正義><泳ぎ><願い> 晴明太<ショートホープ> 左子真由美<月のひかりに>
<詩は> 尾崎まこと<思い出の歌> 蔭山辰子<水仙><くしゃみの元凶><ふた子
ちゃん> 山田博<忘れる> 南村長治<限界> 細川治男<ことば 遠い日> 土みゆ
子<南天の実よ><レントよりおそく> 城久道<朝の散歩> 大場百合子<まえぶれ>
倉田昌紀<黒い紀伊半島> 岡本清周<銀河より/旅の途上> 岩本健<死んでいく>
中尾彰秀<どどどどどういうわけか>
なお、山口格郎氏は故人となられました。つつしんでご冥福を、お祈りします。
様々の提案、謎かけ、戸惑い、挑発、平安。詩のテーマは多くあるものの、煎じつめると、
自然をいかに自分に取り入れるかが答えとなっている。答えを解ってそれを生きる。詩であ
ろうと、音楽であろうと、何であろうとそういうものが後に残る本物。答えに至らぬ腹いせに
滅びにまっしぐらは、さもしい。物的次元に止まるさもしい文学よさらば。
きのくに詩人会代表 城久道 きのくに詩人会事務局 中尾彰秀
<きのくに詩集(1)>購入法 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
(おお供養世に苦労多し)
定価500円+送料100円
きのくに-------- 木のくに、気のくに、紀のくに。何と、すばらしい。すばらしいだけに、
津々浦々使われ過ぎ、言葉から気が抜けてと、おっしゃる方も居るが、それは大間違い
。気は減りません。それは宇宙だから。このすばらしいアンソロジーに、21名の詩人が
集まった。
まずは、表紙絵。堀諭さんありがとうございます。橋を夕陽がゆっくり沈んでいくスケッ
チ。我々人間を導いてくれている自然なるものが、ほんのりと描かれている。
(投稿者と作品名) かとうじゅんいちろう<ティーポットに> 堀諭<過ぎる風b> きし
もとかなお<熊野灘・初日の出> 山口格郎<「周期的」な ひととき> 中川たつ子<
ドラエモンの凧> 安田風人<見えない線><理想の自分><ヒーロー><恩返し>
<正義><泳ぎ><願い> 晴明太<ショートホープ> 左子真由美<月のひかりに>
<詩は> 尾崎まこと<思い出の歌> 蔭山辰子<水仙><くしゃみの元凶><ふた子
ちゃん> 山田博<忘れる> 南村長治<限界> 細川治男<ことば 遠い日> 土みゆ
子<南天の実よ><レントよりおそく> 城久道<朝の散歩> 大場百合子<まえぶれ>
倉田昌紀<黒い紀伊半島> 岡本清周<銀河より/旅の途上> 岩本健<死んでいく>
中尾彰秀<どどどどどういうわけか>
なお、山口格郎氏は故人となられました。つつしんでご冥福を、お祈りします。
様々の提案、謎かけ、戸惑い、挑発、平安。詩のテーマは多くあるものの、煎じつめると、
自然をいかに自分に取り入れるかが答えとなっている。答えを解ってそれを生きる。詩であ
ろうと、音楽であろうと、何であろうとそういうものが後に残る本物。答えに至らぬ腹いせに
滅びにまっしぐらは、さもしい。物的次元に止まるさもしい文学よさらば。
きのくに詩人会代表 城久道 きのくに詩人会事務局 中尾彰秀
<きのくに詩集(1)>購入法 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
(おお供養世に苦労多し)
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2009年07月08日
ピアノ百聞一弾(1)
<<< ピアノ百聞一弾(1) >>> 詩人、ピアニスト 中尾彰秀
タバコ吸いの味覚オンチ。詩人のピアノオンチ。タバコの毒性が味覚中枢を麻痺させるのは当
然のことだが、詩人のピアノオンチは腑に落ちない。しかし、結構長い間考え、やっとその理由
が解った。どんなボロピアノであろうと、美しく味わいたっぷりに奏じたら、納得するのが詩人な
のだ。形骸化したコンクールやコンテストには、本物の音楽はない。音大生が完璧な演奏をして
も拍手するだけで、心そこにあらず。もっと魂のある創造性をと思う。そこで、世界的詩人ピアニ
ストたる私が、各地でのピアノそのものの報告をいたしましょう。
掌の左右眺め、宇宙からのエネルギー取り込む。文字通り、まず手始めに、我が家の3台の内
の一台。アトラスアップライトは、50年近く前のものであるが、いざ弾いてみると、物悲しくもリリと
した弦の音色がパワフルに奥深く響き入る。入魂の音。古い物程良い材質だとは、本当の事。我
が家にお来しになられてから20数年、部品はかなりくたびれているものの、まだ立派に創作に役
立ってくれている。
((((( アトラスを使った名演奏 )))))
曲名 CD名
南方熊楠へのオマージュ 1~7 同左
菜園に吹く風(志田静枝詩集より) ANGELGARDEN
OPENSKYDREAM 1~5 宇宙桜との対話
ダイダラボッチ散歩クラブへの入会(曲名) 同上
星のことば しとしとの地球
全て哀愁溢れる魂の即興曲。何度も聴くと心の波調が上陽し、活性化される。命への感謝が
溢れ出すのです。皆さま、どうもありがとうございます。世界に愛と平和を。合掌。
各定価1000円ですが、<南方熊楠へのオマージュ>は詩集<龍の風>竹林館
定価3000円+税、に付属なので単独で買えません。
(購入法) 詩集もCDも、郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料200円(各)
EARTHPOEMPROJECT 代表 中尾彰秀
641-0041 和歌山市堀止南ノ丁3-19 電話、fax 0734227248
タバコ吸いの味覚オンチ。詩人のピアノオンチ。タバコの毒性が味覚中枢を麻痺させるのは当
然のことだが、詩人のピアノオンチは腑に落ちない。しかし、結構長い間考え、やっとその理由
が解った。どんなボロピアノであろうと、美しく味わいたっぷりに奏じたら、納得するのが詩人な
のだ。形骸化したコンクールやコンテストには、本物の音楽はない。音大生が完璧な演奏をして
も拍手するだけで、心そこにあらず。もっと魂のある創造性をと思う。そこで、世界的詩人ピアニ
ストたる私が、各地でのピアノそのものの報告をいたしましょう。
掌の左右眺め、宇宙からのエネルギー取り込む。文字通り、まず手始めに、我が家の3台の内
の一台。アトラスアップライトは、50年近く前のものであるが、いざ弾いてみると、物悲しくもリリと
した弦の音色がパワフルに奥深く響き入る。入魂の音。古い物程良い材質だとは、本当の事。我
が家にお来しになられてから20数年、部品はかなりくたびれているものの、まだ立派に創作に役
立ってくれている。
((((( アトラスを使った名演奏 )))))
曲名 CD名
南方熊楠へのオマージュ 1~7 同左
菜園に吹く風(志田静枝詩集より) ANGELGARDEN
OPENSKYDREAM 1~5 宇宙桜との対話
ダイダラボッチ散歩クラブへの入会(曲名) 同上
星のことば しとしとの地球
全て哀愁溢れる魂の即興曲。何度も聴くと心の波調が上陽し、活性化される。命への感謝が
溢れ出すのです。皆さま、どうもありがとうございます。世界に愛と平和を。合掌。
各定価1000円ですが、<南方熊楠へのオマージュ>は詩集<龍の風>竹林館
定価3000円+税、に付属なので単独で買えません。
(購入法) 詩集もCDも、郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料200円(各)
EARTHPOEMPROJECT 代表 中尾彰秀
641-0041 和歌山市堀止南ノ丁3-19 電話、fax 0734227248
2009年07月07日
世界の詩賞(2)
<<<世界の詩賞(2)>>>
本物の詩、EARTHPOEMとは、地球一体の愛と平和に基ずく魂の詩。EARTHPOEM
PROJECTは、関西を中心に活躍中の詩人たちによる音楽とのセッション他、ジャンルを
越えた活動を繰り広げている。そのとてつもなく大きな反響に応えるべく、世界の詩の発
展と平和に寄与すべく、すぐれた詩活動をされている詩人達に賞を授与いたします。
2009年1月10日
EARTHPOEMPROJECT代表 中尾彰秀
POEMやっちょい賞 原圭冶 やっちょいやっちょいやっちょい。お祭りの掛け声を生
かし肉感的に普遍的に構築した<トロッコ>。その後、社会批評
を具体化し、抒情性と内面性持つバランスの継続の見事さ。
<原圭冶自選詩集> 竹林館
EARTHPOEM知井賞 名古きよえ 地味で古典的な日常描写の詩にも拘らず、内面
の神域に至る奥深さ。なお、本来の人間の暮らしは自然と共に
あると言う観点から、田舎での生活を描き続ける。開発イコール
破壊である文明は反省が必要。コートダジュール賞を受賞した
画家でもある。 詩集<目的地> 土曜美術社
POEMスピリトゥス賞 北原千代 この前のOCCセンターでの”風”フェス。森の中の書
店と言う演出では、ピアノ奏と詩朗読を一人でやり遂げた。結果、
新しい一つの純度の高い作品となった。スピリチャルなものは、永
遠の人間のジャンルを越えたテーマ。
詩集<スピリトゥス> 土曜美術社
POEMラス・パルマス賞 佐古祐二 今ここにあること。生きることの真摯な問いかけと、世
界社会存在たる人間の生き方の覚悟が、美しい抒情詩として展
開される。さらにイマジネイションは飛躍し、あらたかな創造とな
っている。 詩集<ラス・パルマス> 竹林館
POEMONTHEEARTH賞 左子真由美 美味なる詩はどこから出てくるのか。大人の童話
、社会批評、愛にあふれた言葉遊び。胸の内からと言うならば、
胸の内には地球がある。星座がある。生きとし生きる者にまっし
ぐら突き進むもの。 詩集<愛の手帖> 竹林館
POEMベルナール賞 モリグチタカミ ベルが鳴る。私の心の奥の魂のベルが鳴る。詩的直
観で出現したベルは驚くべき深さを示す。リキミを抜いた抒情の光る
詩。 詩集<ベル鳴り> 竹林館
たつこCROSSPOEM賞 蔭山辰子 そのあふれる情感は、いざあふれると、もうどこから出
て来るのか。日常どこからでも出て来る。自然を慈しむ暮らしから
、ピアノのタッチから、オペラから、多種多様クロスして一つのもの。
詩集<ヘリオトロープの花たち> 竹林館
PEACEORANGEPOEM賞 おれんじゆう 美しい、やさしい想念が行き方としてあらわれ、
シンプルな詩となっている。音楽の先生でもある。
詩集<おれんじいろのそら> 竹林館
POEMはなふりの賞 佐藤勝太 およそ訓練を重ね出現しはしない大自然。人間のエゴに
支配された訓練ではなく、エネルギーの流れ。流れに乗って自然と
一体化し癒されるがごとき詩。詩的考察の奥に太陽がある。戦中体
験すら美しく浄化される秘密は何?太陽は沈む時、花降るがごとく輝
くことがある。そう言った感動を一篇一篇は醸し出す。
詩集<夕陽の光芒> 竹林館
本物の詩、EARTHPOEMとは、地球一体の愛と平和に基ずく魂の詩。EARTHPOEM
PROJECTは、関西を中心に活躍中の詩人たちによる音楽とのセッション他、ジャンルを
越えた活動を繰り広げている。そのとてつもなく大きな反響に応えるべく、世界の詩の発
展と平和に寄与すべく、すぐれた詩活動をされている詩人達に賞を授与いたします。
2009年1月10日
EARTHPOEMPROJECT代表 中尾彰秀
POEMやっちょい賞 原圭冶 やっちょいやっちょいやっちょい。お祭りの掛け声を生
かし肉感的に普遍的に構築した<トロッコ>。その後、社会批評
を具体化し、抒情性と内面性持つバランスの継続の見事さ。
<原圭冶自選詩集> 竹林館
EARTHPOEM知井賞 名古きよえ 地味で古典的な日常描写の詩にも拘らず、内面
の神域に至る奥深さ。なお、本来の人間の暮らしは自然と共に
あると言う観点から、田舎での生活を描き続ける。開発イコール
破壊である文明は反省が必要。コートダジュール賞を受賞した
画家でもある。 詩集<目的地> 土曜美術社
POEMスピリトゥス賞 北原千代 この前のOCCセンターでの”風”フェス。森の中の書
店と言う演出では、ピアノ奏と詩朗読を一人でやり遂げた。結果、
新しい一つの純度の高い作品となった。スピリチャルなものは、永
遠の人間のジャンルを越えたテーマ。
詩集<スピリトゥス> 土曜美術社
POEMラス・パルマス賞 佐古祐二 今ここにあること。生きることの真摯な問いかけと、世
界社会存在たる人間の生き方の覚悟が、美しい抒情詩として展
開される。さらにイマジネイションは飛躍し、あらたかな創造とな
っている。 詩集<ラス・パルマス> 竹林館
POEMONTHEEARTH賞 左子真由美 美味なる詩はどこから出てくるのか。大人の童話
、社会批評、愛にあふれた言葉遊び。胸の内からと言うならば、
胸の内には地球がある。星座がある。生きとし生きる者にまっし
ぐら突き進むもの。 詩集<愛の手帖> 竹林館
POEMベルナール賞 モリグチタカミ ベルが鳴る。私の心の奥の魂のベルが鳴る。詩的直
観で出現したベルは驚くべき深さを示す。リキミを抜いた抒情の光る
詩。 詩集<ベル鳴り> 竹林館
たつこCROSSPOEM賞 蔭山辰子 そのあふれる情感は、いざあふれると、もうどこから出
て来るのか。日常どこからでも出て来る。自然を慈しむ暮らしから
、ピアノのタッチから、オペラから、多種多様クロスして一つのもの。
詩集<ヘリオトロープの花たち> 竹林館
PEACEORANGEPOEM賞 おれんじゆう 美しい、やさしい想念が行き方としてあらわれ、
シンプルな詩となっている。音楽の先生でもある。
詩集<おれんじいろのそら> 竹林館
POEMはなふりの賞 佐藤勝太 およそ訓練を重ね出現しはしない大自然。人間のエゴに
支配された訓練ではなく、エネルギーの流れ。流れに乗って自然と
一体化し癒されるがごとき詩。詩的考察の奥に太陽がある。戦中体
験すら美しく浄化される秘密は何?太陽は沈む時、花降るがごとく輝
くことがある。そう言った感動を一篇一篇は醸し出す。
詩集<夕陽の光芒> 竹林館
2009年07月06日
EARTHPOEMおれんじゆう
<<< EARTHPOEMおれんじゆう >>>
中尾彰秀ピアノCD&小詩集 森羅通信の会出版 定価1000円
このピアノCD&小詩集は、敬愛する詩人、音楽家 おれんじゆうさんに捧げます。このCD
を幾度となく聴き直して、思ったのは、かつて学生の頃、マイルスデイビスの<オンザコーナ
ー>を聴いて、びっくり、これこそ音楽だと感動したのですが、それと同じく、違いは、今度は
私が奏者になっているということだ。全身全霊、宇宙に抱かれた一体感、本物の音楽をぜひ
お楽しみください。全14曲、ソロピアノインプロヴィゼイション。1曲1曲に短詩を付け小詩集
にもなっているゴージャスさ。
<春の真言>
たましいのちゅうしんにむかってさらさらながれるわたしのたいえきは くわーん くわーん
どうしたものかときにここちよいおとをたてあいさつするのです 春の小川に 春の山に
春の家に 春の草に 春の大空に ことばでやあこんにちはいうまえに くわーん くわーん
<懐かしきあの日>
あの日私は どこで 何をしていた 原爆の落ちた日 私は まだ生まれていなかった これを
演奏した日 平和憲法は変えられようとしていた これを書いた日 平和憲法は変えられた
君はまだ生まれていなかった 君は生まれてはいけなかったのではない 既に失われた日は
単に過去ではない 全ては無性に懐かしく 日々は戦争に近ずいていく でも一体何が失われ
た 今の今 ありとあらゆるものを感じる
他収録曲 moonwalker 春の女神 春のことだま 大雪小雪お雪さん 蝶の秘密 渚
エターナルリズム 秋の声 魂 乙女のいなり おれんじゆう 地球交響曲
EARTHPOEMおれんじゆう 中尾彰秀ピアノCD+小詩集
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
全国の郵便局で待ってます!!
中尾彰秀ピアノCD&小詩集 森羅通信の会出版 定価1000円
このピアノCD&小詩集は、敬愛する詩人、音楽家 おれんじゆうさんに捧げます。このCD
を幾度となく聴き直して、思ったのは、かつて学生の頃、マイルスデイビスの<オンザコーナ
ー>を聴いて、びっくり、これこそ音楽だと感動したのですが、それと同じく、違いは、今度は
私が奏者になっているということだ。全身全霊、宇宙に抱かれた一体感、本物の音楽をぜひ
お楽しみください。全14曲、ソロピアノインプロヴィゼイション。1曲1曲に短詩を付け小詩集
にもなっているゴージャスさ。
<春の真言>
たましいのちゅうしんにむかってさらさらながれるわたしのたいえきは くわーん くわーん
どうしたものかときにここちよいおとをたてあいさつするのです 春の小川に 春の山に
春の家に 春の草に 春の大空に ことばでやあこんにちはいうまえに くわーん くわーん
<懐かしきあの日>
あの日私は どこで 何をしていた 原爆の落ちた日 私は まだ生まれていなかった これを
演奏した日 平和憲法は変えられようとしていた これを書いた日 平和憲法は変えられた
君はまだ生まれていなかった 君は生まれてはいけなかったのではない 既に失われた日は
単に過去ではない 全ては無性に懐かしく 日々は戦争に近ずいていく でも一体何が失われ
た 今の今 ありとあらゆるものを感じる
他収録曲 moonwalker 春の女神 春のことだま 大雪小雪お雪さん 蝶の秘密 渚
エターナルリズム 秋の声 魂 乙女のいなり おれんじゆう 地球交響曲
EARTHPOEMおれんじゆう 中尾彰秀ピアノCD+小詩集
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料200円
全国の郵便局で待ってます!!
2009年07月06日
脳トレナンバーワン
<<< 脳トレナンバーワン >>>
かなり年上であるが、知り合いの大学教授に、先日久しぶりに会って言われた。君のやってる
プログは、脳トレナンバーワンだね。愛と平和の魂を世界中に拡げ深める芸術を、脳トレと言うの
は、非常に失礼な話だが、結果的にはその通りかもしれないと、妙に納得させられたのである。
最近の優秀な若人は、知識とパソコン力はあっても、肝心の人間の中核が欠けている。いや何
、中核派やないで、知識も企業内知識やろけども。で、その人間の中核を当方はやっているとの
評価。ピンポーン!しかし、当プログは、学校の教科書と同じく、本体がもっともっとあって、そこか
ら派生した要項みたいなもの。積極的に本体に触れない限り、本物にはおぼつきません。
http://earthpoemproject.ikora.tv/
さて、そこで、本体を2つだけ紹介しようかい。
中尾彰秀詩集 < 呼吸のソムリエ > 竹林館 3000円+税
中尾彰秀ピアノCD < 月の雫をワイングラスで飲めば > 森羅通信の会 1000円
シュール+リアリズムの現代詩最先端の詩群と、即興で奏じられた奇跡の癒し音楽が、見事に
マッチして、あなたの人間の中核、あるいは魂を、最高に輝かすことになるでしょう。
(購入法) 何れも定価+各送料200円を郵便振替 森羅通信の会
00940-4-29604 (おお供養を世に苦労多し) へよろしくね。
税なしオーケイ、全国の郵便局で待ってます。
かなり年上であるが、知り合いの大学教授に、先日久しぶりに会って言われた。君のやってる
プログは、脳トレナンバーワンだね。愛と平和の魂を世界中に拡げ深める芸術を、脳トレと言うの
は、非常に失礼な話だが、結果的にはその通りかもしれないと、妙に納得させられたのである。
最近の優秀な若人は、知識とパソコン力はあっても、肝心の人間の中核が欠けている。いや何
、中核派やないで、知識も企業内知識やろけども。で、その人間の中核を当方はやっているとの
評価。ピンポーン!しかし、当プログは、学校の教科書と同じく、本体がもっともっとあって、そこか
ら派生した要項みたいなもの。積極的に本体に触れない限り、本物にはおぼつきません。
http://earthpoemproject.ikora.tv/
さて、そこで、本体を2つだけ紹介しようかい。
中尾彰秀詩集 < 呼吸のソムリエ > 竹林館 3000円+税
中尾彰秀ピアノCD < 月の雫をワイングラスで飲めば > 森羅通信の会 1000円
シュール+リアリズムの現代詩最先端の詩群と、即興で奏じられた奇跡の癒し音楽が、見事に
マッチして、あなたの人間の中核、あるいは魂を、最高に輝かすことになるでしょう。
(購入法) 何れも定価+各送料200円を郵便振替 森羅通信の会
00940-4-29604 (おお供養を世に苦労多し) へよろしくね。
税なしオーケイ、全国の郵便局で待ってます。
2009年07月05日
あなたの人生を至福にする百の詩集(3)
<あなたの人生を至福にする百の詩集(3)>
祈り 山尾三省詩集 野草社 2000円+税
< 橙だい色の のうぜんかずらの花のトンネルの下を 朝 子供達が学校に出かける
2年生の閑ちゃん 行ってらっしゃーい 行ってきまあーす 4年生のすみれちゃん
行ってらっしゃーい 行ってきまあーす
一人ずつ声を掛け 一人ずつ声を返してくれるうれしさ 有難さ
6年生の海彦 行ってらっしゃーい 行ってきまあーす
そんな風に ぼくもこの世を去る時
行ってきまあーす と 元気に声を出し
いってらっしゃーい と 見送られたいものだ
橙だい色の のうぜんかずらの花の トンネルの下を >
< 行ってらっしゃーい >
スカートではない、詩は短い程すばらしい。詩は短い程難しい。詩は短い程ひかり輝く。
詩は短い程涙を誘う。詩は短い程、大きな歓喜を引き起こす。東京より屋久島へ移住し
、近き死を予感する詩人の覚悟。その通り、人間は元気に死のうぜ!
<----- 人間とは何か 私とは何か と言う 世間にあっては難しい問いを 正面に立て
生涯をかけて どこまでも追っていくのが お寺と言う場の仕事であり 詩というものの
仕事です> (永劫の断片としての私)
祈り 山尾三省詩集 野草社 2000円+税
< 橙だい色の のうぜんかずらの花のトンネルの下を 朝 子供達が学校に出かける
2年生の閑ちゃん 行ってらっしゃーい 行ってきまあーす 4年生のすみれちゃん
行ってらっしゃーい 行ってきまあーす
一人ずつ声を掛け 一人ずつ声を返してくれるうれしさ 有難さ
6年生の海彦 行ってらっしゃーい 行ってきまあーす
そんな風に ぼくもこの世を去る時
行ってきまあーす と 元気に声を出し
いってらっしゃーい と 見送られたいものだ
橙だい色の のうぜんかずらの花の トンネルの下を >
< 行ってらっしゃーい >
スカートではない、詩は短い程すばらしい。詩は短い程難しい。詩は短い程ひかり輝く。
詩は短い程涙を誘う。詩は短い程、大きな歓喜を引き起こす。東京より屋久島へ移住し
、近き死を予感する詩人の覚悟。その通り、人間は元気に死のうぜ!
<----- 人間とは何か 私とは何か と言う 世間にあっては難しい問いを 正面に立て
生涯をかけて どこまでも追っていくのが お寺と言う場の仕事であり 詩というものの
仕事です> (永劫の断片としての私)
2009年07月05日
世界の詩賞
<世界の詩賞> 主催 EARTHPOEMPROJECT
<EARTHPOEMPROJECT>の主催する世界の詩賞をここに記すこととします。現在
で12ですが順次さらに、増やす予定です。
POEMNETWORK賞 岡崎葉 詩誌<Moderato>は、和歌山市を拠点にしながら
決して小さきに固まらず、既刊27号、毎回1千に近い出版は、
日本の詩のネットワークとなっている。見習うべきは、分け隔て
なき交流。様々の詩人の良さを見出し、テーマを掘り下げようと
している。愛の力を感じさせる。
POEMREADING賞 月に一度、第3日曜日に実施される<詩を朗読する詩人の会”風”
>は、この5月で第377回をむかえる。詩集出版された詩人をゲス
トに詩朗読や批評を交え、飛び入りОKのザックバランのシステム
は、派閥を越え人気を博している。特筆すべきは、アンソロジーの
出版、大イベントの実施、普遍的な批評による高い芸術性の保持
であろう。言わば、新しい文学の道を作っている。(世話人)水口
洋治、左子真由美、佐古祐二、堀諭、野島洋光、モリグチタカミ、
蔭山辰子、-代表 中尾彰秀。
EARTHPOEM賞 中尾彰秀 ジャンルを越えた創造的活動。詩誌出版(森羅通信、EAR
THPOEM),詩集出版(何事もなかったかのように やあ 呼吸のソム
リエ うちゅういち えくしいね ダイダラボッチ散歩クラブ レディナダ
EARTHPOEMおれんじゆう 龍の風 竜の落し子)19冊。泥沼の詩界
にヒーリングを持ち込みリアルに結実させた。ピアノ奏アルバムは、 A
NGELGARDEN 精霊のDANCE 静かに水が えくしいね 南方熊
楠へのオマージュ。ヒーリングピアノインプロヴィゼィションを確たる世界
の物とした。500以上の曲を持つ。詩とのセッションを好む。
この3つが、2007年の授賞。あと9件は後記する。
<EARTHPOEMPROJECT>の主催する世界の詩賞をここに記すこととします。現在
で12ですが順次さらに、増やす予定です。
POEMNETWORK賞 岡崎葉 詩誌<Moderato>は、和歌山市を拠点にしながら
決して小さきに固まらず、既刊27号、毎回1千に近い出版は、
日本の詩のネットワークとなっている。見習うべきは、分け隔て
なき交流。様々の詩人の良さを見出し、テーマを掘り下げようと
している。愛の力を感じさせる。
POEMREADING賞 月に一度、第3日曜日に実施される<詩を朗読する詩人の会”風”
>は、この5月で第377回をむかえる。詩集出版された詩人をゲス
トに詩朗読や批評を交え、飛び入りОKのザックバランのシステム
は、派閥を越え人気を博している。特筆すべきは、アンソロジーの
出版、大イベントの実施、普遍的な批評による高い芸術性の保持
であろう。言わば、新しい文学の道を作っている。(世話人)水口
洋治、左子真由美、佐古祐二、堀諭、野島洋光、モリグチタカミ、
蔭山辰子、-代表 中尾彰秀。
EARTHPOEM賞 中尾彰秀 ジャンルを越えた創造的活動。詩誌出版(森羅通信、EAR
THPOEM),詩集出版(何事もなかったかのように やあ 呼吸のソム
リエ うちゅういち えくしいね ダイダラボッチ散歩クラブ レディナダ
EARTHPOEMおれんじゆう 龍の風 竜の落し子)19冊。泥沼の詩界
にヒーリングを持ち込みリアルに結実させた。ピアノ奏アルバムは、 A
NGELGARDEN 精霊のDANCE 静かに水が えくしいね 南方熊
楠へのオマージュ。ヒーリングピアノインプロヴィゼィションを確たる世界
の物とした。500以上の曲を持つ。詩とのセッションを好む。
この3つが、2007年の授賞。あと9件は後記する。
2009年07月05日
詩 <ブランコ>
<<< ブランコ >>> 詩 中尾彰秀 詩人、ピアニスト
黄 青 赤
人の乗らぬブランコ
豊かに静止している
早朝かなりの雨が降り
つい今しがた
震度2の地震があった
足元のへこみは美しい湖
地球の向こうへ至る術
向こうとこちら自由に行き来する長い髪の少女の為
格別しなやかに吹く風よ
ブランコに乗る風は
風の中の風だ
黄 青 赤
ブラリブラブラ
ブランコよ
百 千 万の子供を抱いて
湖を縦に震わせ
ゆっくり踊る
天を受け地に至る
地を受け天に至る
大人の分際でちょっと乗ってみたら
森羅万象一つ一つの輪郭なくなって
糊のごとき和合の風が吹く
あ もうこんなにも賑やかに
大きく弧を描いて
黄 青 赤
人の乗らぬブランコ
豊かに静止している
早朝かなりの雨が降り
つい今しがた
震度2の地震があった
足元のへこみは美しい湖
地球の向こうへ至る術
向こうとこちら自由に行き来する長い髪の少女の為
格別しなやかに吹く風よ
ブランコに乗る風は
風の中の風だ
黄 青 赤
ブラリブラブラ
ブランコよ
百 千 万の子供を抱いて
湖を縦に震わせ
ゆっくり踊る
天を受け地に至る
地を受け天に至る
大人の分際でちょっと乗ってみたら
森羅万象一つ一つの輪郭なくなって
糊のごとき和合の風が吹く
あ もうこんなにも賑やかに
大きく弧を描いて
2009年07月02日
中尾彰秀詩集<やあ>
<<< やあ >>> 中尾彰秀詩集 新風舎 1400円 1998年6月
かの万葉集で知らぬ人のない片男波から、東を仰いで、紀三井寺.名草山.遠くには龍門山.生
石山。黄色に世界は輝いて、まだうすらぼんやりしつつ、お日様がゆっくり顔を出す。早朝4時頃
起きて描き上げたと言う、中尾安希氏の表紙絵。これはひょっとしたら、世界の存在はクッキリ分
かれてはおらず、輪郭はぼやけ愛で結びついているという宇宙の深き真実なのではないだろうか
。カメラレンズのボケ味にせよ、犬などの動物にせよ、外界と自分の区切りが明確でないという。
9才を超えると人間はだんだん賢くなって、物事を明確に分析する。しかし、却ってそれは真実か
ら遠のいている。
< 地球のすべての生命とあなたに贈る
---------- 永遠へと響く癒しの詩 >
現代詩界に新たな軌跡を開き続ける
待望の中尾彰秀第12詩集
詩30編。 秘法 呼吸 原態 青天の霹靂 キョトン そこにそれのある理由 ソムリエ犬
共鳴 バラの絵 ギギギギギギ 生命力 ああ文明 火種 他
< 秘法 >
何も言わず ずうっと そこに 立っている 宿しているの 野草よ 無数の平和
ひとつの宇宙 限りない 静けさ 包み込む やさしさ 草一輪の 秘法のごときもの
そこにそうしてあるがまま瞬間 地球ひと廻りふた廻り おっとっと もとの位置 何もせ
ずとも あらゆることやったに等しい風吹き 目前の断崖ものともしない 野草よ君がここに
辿り着いたのなら 私だって 今 ここに 辿り着いたのだよ どんな大きな心の傷だって
傷の磁場まるごと 星に変える秘法 確かに君は 星の雫一滴 右脇に抱いて ほんのり
立っている
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1400円+送料200円
全国の郵便局で待ってます。
かの万葉集で知らぬ人のない片男波から、東を仰いで、紀三井寺.名草山.遠くには龍門山.生
石山。黄色に世界は輝いて、まだうすらぼんやりしつつ、お日様がゆっくり顔を出す。早朝4時頃
起きて描き上げたと言う、中尾安希氏の表紙絵。これはひょっとしたら、世界の存在はクッキリ分
かれてはおらず、輪郭はぼやけ愛で結びついているという宇宙の深き真実なのではないだろうか
。カメラレンズのボケ味にせよ、犬などの動物にせよ、外界と自分の区切りが明確でないという。
9才を超えると人間はだんだん賢くなって、物事を明確に分析する。しかし、却ってそれは真実か
ら遠のいている。
< 地球のすべての生命とあなたに贈る
---------- 永遠へと響く癒しの詩 >
現代詩界に新たな軌跡を開き続ける
待望の中尾彰秀第12詩集
詩30編。 秘法 呼吸 原態 青天の霹靂 キョトン そこにそれのある理由 ソムリエ犬
共鳴 バラの絵 ギギギギギギ 生命力 ああ文明 火種 他
< 秘法 >
何も言わず ずうっと そこに 立っている 宿しているの 野草よ 無数の平和
ひとつの宇宙 限りない 静けさ 包み込む やさしさ 草一輪の 秘法のごときもの
そこにそうしてあるがまま瞬間 地球ひと廻りふた廻り おっとっと もとの位置 何もせ
ずとも あらゆることやったに等しい風吹き 目前の断崖ものともしない 野草よ君がここに
辿り着いたのなら 私だって 今 ここに 辿り着いたのだよ どんな大きな心の傷だって
傷の磁場まるごと 星に変える秘法 確かに君は 星の雫一滴 右脇に抱いて ほんのり
立っている
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1400円+送料200円
全国の郵便局で待ってます。
2009年07月01日
あなたの人生を至福にする百の詩集(2)
< あなたの人生を至福にする百の詩集(2) >
終わりなき山河 ゲーリー スナイダー詩集 山里勝己、原成吉訳
思潮社 2800円+税
東洋の山水画をこよなく愛し、地球一体の仏教思想を実践する、骨も身もある詩人。日本も含
め世界中を旅行し、各地の聖なる意味を理解し、詩とするすさまじき活力。ピユーリッツアー賞受
賞。ゲーリー スナイダーなくして詩人なしとまで言われる存在。言葉芸でない、日本とは異質の
、しかしその精神は日本と言う皮肉。詩朗読と平和活動の先達。じっくりと読めば、雄大さと共に
その精妙さが理解できる。
<ロスアンゼルス盆地の夜の歌>
フクロウ
の鳴き声
花粉が飛ぶ
光の渦巻きが曲がりくねり短い線を描く
結び目と結び目をつなぐ光の道
車が描く美しい筆跡。
-------- ---------
闇の中で光のドラゴンが
夜の街の底をかすめて
上下車線を一瞬のうちに過ぎて行く。
視界の果てから果てへと続き、またはね返ってくる光の通路
-------- 車はみんなどこかをめざしている -------
夜の精神の眼にその痕跡を刻みながら
車が描く美しい筆跡。
------- -------
ロスアンゼルス川の社の
幻影。
決して存在する事のなかった<神社>が
いまそこにある。
------------
フクロウ
の鳴き声
遅く昇ってくる月。
終わりなき山河 ゲーリー スナイダー詩集 山里勝己、原成吉訳
思潮社 2800円+税
東洋の山水画をこよなく愛し、地球一体の仏教思想を実践する、骨も身もある詩人。日本も含
め世界中を旅行し、各地の聖なる意味を理解し、詩とするすさまじき活力。ピユーリッツアー賞受
賞。ゲーリー スナイダーなくして詩人なしとまで言われる存在。言葉芸でない、日本とは異質の
、しかしその精神は日本と言う皮肉。詩朗読と平和活動の先達。じっくりと読めば、雄大さと共に
その精妙さが理解できる。
<ロスアンゼルス盆地の夜の歌>
フクロウ
の鳴き声
花粉が飛ぶ
光の渦巻きが曲がりくねり短い線を描く
結び目と結び目をつなぐ光の道
車が描く美しい筆跡。
-------- ---------
闇の中で光のドラゴンが
夜の街の底をかすめて
上下車線を一瞬のうちに過ぎて行く。
視界の果てから果てへと続き、またはね返ってくる光の通路
-------- 車はみんなどこかをめざしている -------
夜の精神の眼にその痕跡を刻みながら
車が描く美しい筆跡。
------- -------
ロスアンゼルス川の社の
幻影。
決して存在する事のなかった<神社>が
いまそこにある。
------------
フクロウ
の鳴き声
遅く昇ってくる月。